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OOC2024のデザイン的視点〜前編〜

こんにちは。OOC2024の総合デザインを担当させていただいた、がらぽんと申します。
OOC2024から1ヶ月が経ちますが、まだブログを書いていませんw
ブログを書かないとカンファレンスを終われないらしいので、OOC2024のデザインについてざっくりとした制作過程や思考、また素直な感想などを綴っていこうと思います。

OOC2024について

Object-Oriented Conference はオブジェクト指向をテーマに、アイデアを共有し、議論を深めることで、みなさんの知見を深めるためのイベントです。

オブジェクト指向といっても、分析設計から、現場で活かすためのプラクティスなどさまざまなテーマがあります。ソフトウェアの設計やプログラミングパラダイムの歴史について語るもよし、既存の設計手法に問題定義するのも、ネタに全振りするのもなんでもOK!です。参加者の皆様がそれぞれの新たな発見に出会えるようなイベントを目指しています。

オブジェクト指向についてまったく知らない方やオブジェクト指向を完全に理解した方、そして普段オブジェクト指向以外のパラダイムを利用している方もお気軽にご参加ください!

https://ooc.dev/2024/

自己紹介と担当したこと

初めまして、がらぽんという名前でOOC2024のデザインを担当させていただきました。普段はフルタイムでWEBエンジニアをしております。
僕は平素からネットで活動しているわけでもなく、いろんなカンファレンスに参加しているわけでもないのでOOC2024でお会いした全ての人が初対面でした。そんな僕がひょんなことから実行委員長のariakiさんにデザイナーとして誘われて、僕のカンファレンス体験がスタートしました。
そこらへんの経緯は長くなりそうなので、別記事にしたいと思います。

タイトルの「〜前編〜」って何?

この記事では、あくまでOOC2024を飾った制作物たちの話をメインにしたいので、僕自身の感想や参加の経緯などはまた後編の記事に起こそうと思います。

OOC2024で制作したもの

早速ですが、僕が関わらせていただいた制作物をリストにしてみました。

全体系

  • ロゴ+メインイメージ

  • 公式HP

  • チラシ

広報系

  • WEBバナー(connpass、fortee、OGP、X、、、etc)

  • X用ポスト枠画像

  • スポンサーお知らせ枠画像

ノベルティ系

  • パンフレット(タイムテーブル)

  • トートバッグ

  • クリアファイル

  • 名札

  • ネックストラップ

  • ステッカー→ariakiさん

  • Tシャツ(スタッフ2種、スピーカー)

  • パーカー

  • ガイドブック(表紙)

スタンプラリー系

  • ICカードケース

  • マスキングテープ

  • マフラータオル

  • バッグハンガー→ariakiさん

  • アクリルキーホルダー→ariakiさん

会場装飾・整理系

  • 登壇者バックパネル

  • ポスター

  • ランチチケット

  • 懇親会参加者用リストバンド

挙げてみるとめっちゃ多いですね。
カンファレンス平均はわかりませんが、これくらい普通なのでしょうか。

本当は全部振り返っていきたいですが、思い入れの深いものをピックアップして触れていきましょう。

各制作物について

ロゴ


まずはなんと言ってもカンファレンスの顔となるロゴですね。
ロゴはそれを掲示する団体なり商品なりを象徴するシンボルなので、デザインで一番気合いを入れて作るべきものでもあります。
OOC2024でもロゴの策定には3ヶ月くらいかかりました。(単純に僕がダラダラしていただけw)
制作過程は後編の記事に託すとして、ロゴの意味合い的なものを語ろうと思います。


ロゴで狙った印象は主に2つで、

  • 楽しく、開かれたカンファレンスにしたい

  • オブジェクト指向・設計というテーマが伝わるようにしたい

というものです。
1つ目はこのカンファレンスが「オブジェクト指向」という名前の仰々しさに引っ張られないようにしたいというスタッフたちの思いがありました。「まさかりが飛んできそう・・・」という印象を持たれたくないなと。
そこから、できるだけポップでどれだけ自由な議論をしても構わない印象を持たせることに決まりました。
2つ目はカンファレンスの名前の通りですね。ただ、スタッフで話していると「オブジェクト指向ってなんだ・・?」とみんなで困った記憶があります。いざ考えてみると概念となる言葉を捉え直すのって難しいですよね。
最終的に「カプセル化じゃね?そう、カプセル化にしよう」みたいな感じで、深夜テンションで決まりました。
(「普段はカプセル化している自分の知見や考え方を、このカンファレンスではオープンにしていこう」という隠れテーマがあったり、顔っぽいアイコンにすることでXなどでの発信に親近感をもったもらいやすいなどの狙いはありました)

そんなロゴですが、最終系に至るまでは長かったです。決まったのは結局、12月の最後の方でした。
ギリギリでリファインをかけたので、リファイン前の絶妙にダサいロゴが本番でも使われている箇所がありました。(気づいた人いるかな?)

ロゴだけで記事一本かける勢いなので、あとは別の記事に託そうと思います。

公式HP

これはそんなに思い入れないですw ただ大変だったなと。正月に虚無顔でCSSを書いていました。
あと地味に、公式HPのリポジトリが自動デプロイ化されていたのに少し感動しました。今回は静的ページで作ったのでほぼアップロードするのと変わりなかったですが。

最初は僕が先行して書いてましたが、最終的には僕だけじゃなくて、いろんな人が触って治してくれています。リリース当初はいろんなリンクが間違っていたりして、Xの通知が恐ろしかったです。すみませんでした。(あんまり寝てなかったんです。許してくださいw)

パンフレット(タイムテーブル)

タイムテーブル(表)
タイムテーブル(裏)

一番お金かからないけど、一番時間かかったのがこやつですね。
タイムテーブル自体はforteeにもあるので、いらないと言えばいらないアイテムでした。
ですが、一覧性・セッション開始時刻の見やすさを確保できている場所が他になかったので、こだわって作りました。
特に

  • タイムテーブルの文字サイズは最低7pt確保する

  • 見開きA3一杯にタイムテーブルを載せる

というサイズ面は絶対に確保することは意識していました。

名札

名札も決定までに時間がかかったアイテムの一つで、

  • スポンサースタンプラリーの仕様をどうするか?

  • スタッフと一般参加者の区別をどうするか?(Tシャツ・パーカーで分けるか、ネックストラップを別にするかなど)

という課題が解決されるまでが長かったです。
結局、スタンプラリーの仕様はariakiさんとスポンサーの担当の方でうまく決めていただいたのと、スタッフ用、スピーカー用、スポンサー用、一般参加者用、プレス用を別々の色の名札を用意しました。

ガイドブック(表紙)

伝説の「5色箔押し」という言葉が生まれるきっかけとなったOOC公式ガイドブックの表紙です。
当初は1色だけ箔押しにするという方向で話が進んでいたのですが、ガイドブック担当のおやかたさん(@oyakata2438)とプリンティングサポーターのしまや出版さん(https://www.shimaya.net/)で秘密の会合が行われた結果、5色箔押しやってみよう!となりました。
そんな方々のチャレンジ精神と職人魂とノリと勢いで素晴らしい表紙を飾れたと思います。

ちなみに本文の方はおやかたさんが取り仕切ってくださったので、僕は全く何もやっていません。
たくさんの人にご寄稿いただけた結果170ページを超えた力作となっておりますので、ぜひ一通り読んでくださいね!

登壇者バックパネル

登壇者の後ろに配置されていた、スポンサーロゴが載ってるやつですね。
あのパネルにはOOCスタッフのスポンサーへの感謝と配慮と忖度が表現されています。
ロゴを単純に並べるだけですが、

  • ロゴの並び順:WEBや他ノベルティとの整合性

  • ロゴの見た目上の大きさ:数値にとらわれず、配色や形を考慮

など当たり前ですが、考慮することは結構あります。
ロゴの次に集中して調整していたアイテムになります。

スポンサーをしていただいた企業様、ありがとうございました。

反省

良い感想で終わりたいので、反省点をひとつまみ。

  • カンファレンスのメインカラーは決めておくべきだった。メディア的に打ち出しやすいし、何よりもアイテムが作りやすくなる。

  • 制作スケジュールと工程管理は初めから意識してやるべきだった(エンジニアなのに、、w)
    2月に地獄を見たし、もっと攻めたデザインも作れたかなぁ

感想

まずはみなさまお疲れ様でした。運営メンバー、スポンサー、スピーカー、一般参加者の方々がそれぞれの形で盛り上げた良い会になったのではないかと思います。
僕自身、普段からそんなに活動的でもない中で、こんなに大規模のイベントに微力ながらも参加させていただいたことは、非常にかけがえのない経験でした。
普段からコミュニティを盛り上げているみなさま、そして何よりも声をかけてくれたariakiさんに深い感謝を。

これを機に、普段の仕事でも「学んだことを記事にしてアウトプットしよう」と思う機会が増えたり、社内の勉強会も盛り上げるために色々やるようになったので、本当に恵まれた半年だったと思います。

またどこかのカンファレンスでお会いしましょう。
ありがとうございました!

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