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はあちゅうとしみけんの結婚について


こんにちは。ガラパゴス伊藤です。

みなさんは芸能人の結婚報道に対してどのような感情を抱きますか?「あの人達付き合ってたんだ!?」とか「あの女優と結婚できてうらやましい!」とか「別にどうでもいいな」って方もいると思います。僕もどちらかというとあまり興味がない方でした。


しかし2019年自分の中ですごくもやもやした結婚報道がありました。

それは”はあちゅう・しみけんの結婚”でした。

 

いきなりなんの話だよ、って感じかと思いますが(笑)このテーマのおかげで僕にとってはここ1年で本当に自分を成長させてくれたなと感じましたので、そのまとめとして書かせてもらいます。

読者さん的には「どちらも知らない!」「片っぽ知ってる!」「両方知っている!」と色々な層の方がいると思うので少し説明します。

 

まずしみけんの方ですが、職業はAV男優です。

現代においては日本一のAV男優と言っても過言ではないと思います。昔でいう加藤鷹さん的なポジションですね。

高校生の時からAV男優になりたかったものの、どうやってなれるのかわからずとりあえずゲイ雑誌のモデルをやっていたところ、当時編集長だったマツコデラックスからAV男優になることを勧められて転身したそうです。

その後どんどんステップアップし現在総出演作品は9300本、経験人数1万人、AVの3本に1本は出演しているという驚異的な人物です。

 

AV以外にも多数書籍の執筆、メディアの出演などされているので女性の方でも知っている方もいるかもしれません。

こちらのネット記事が面白いので是非読んでみてください。彼のプロフェッショナリズムの高さがよくわかります。


僕も以前はなんとなくAVでよく見るなとか、怪しいネット番組に出てるなくらいの存在だったのですが、確実に認識したのが2年くらい前にBAZOOKA!!というスカパーで小藪千豊がMCをしている番組があるのですが、そこで開催されていた地下クイズ王選手権でした。

出題ジャンルが芸能スキャンダル、殺人鬼、裏社会、セックス、宗教、オカルト、北朝鮮などアンダーグランドな問題しか出ないのですが、そこでしみけんが本物のクイズ王とガチンコ勝負をしているのをみて「この人すげーな!」と思ったのがきっかけです。

 

現在は残念ながらyoutubeからは削除されていますがスカパーを契約すればアーカイブで最近のは観れるみたいです。第1,2回は惜しくも準優勝だったのですが、第3回に悲願の優勝をしています。

最終問題中に優勝を確信して涙したしみけんを見て1987年の巨人vs西武の日本シリーズでの清原の涙を彷彿とさせました(笑)

 

個人的にはこの番組を見て死刑囚のこととかに興味が出て凶悪犯罪者の犯罪心理とかの勉強をするきっかけになったのですごく成長させてもらったなと思っていました。

ちなみにこちらの本が面白かったのでおすすめです!

 

次にはあちゅうについてですが、実はそこまで詳しくないのでwikiなど参照しつつ書かせてもらいます。

慶應大学を卒業後、電通に就職というトップキャリアの一方で学生時代からtwitterなどで様々な発信をしてきた日本の代表的なインフルエンサーの一人です。現在では独立され多数の書籍を執筆しつつブログ、インスタグラム、youtubeなど様々なプラットフォームで活躍されています。「人生全部コンテンツ」が心情のようで、特に20代女性で支持されているようです。

 

僕がはあちゅうを認識したのは2年くらい前に起きたme too運動の時でした。はあちゅうが電通時代に上司から受けたセクハラをネットで暴露し、結果として相手は当時社長をしていた会社を辞任するまでに追い込まれました。

しかしこの問題はそこで終わらず、はあちゅうが過去にtwitterで童貞をバカにするような発言をしてきたため、世の中からそれもセクハラになるのではないかとの批判が出て、後にはあちゅう側も謝罪することになりました(その後その謝罪は取り消しされています)。

 

僕としてはこれをきっかけにはあちゅうの記事を見て「女性と男性の童貞観はこんなに違うのか!」ということに気づき、そこも勉強するきっかけになりました。

この本もめちゃめちゃ面白かったのでおすすめです!

  

そんなわけで二人のことは知っていて、特にしみけんのことは結構好きでたまにネット記事とか動画とかを見ていました。

 

そして2018年7月に突然はあちゅうのtwitterでしみけんとの事実婚をしたことが発表されました。

 

まずこのニュースを知った時の第一印象としては「なぜはあちゅう?」という気持ちでした。

僕はこの時しみけんに対してものすごいリスペクトをしていた時期で、仕事に対するプロフェッショナリズムの高さ、クイズ王になるほどの知識量、数々のメディアに対する発信力、そして男として絶妙なチャラさとクレバーさのバランスを兼ね備えためちゃめちゃ憧れの存在でした。

 

一方はあちゅうに対してこの時点では「童貞をバカにするくせに自分のセクハラは訴える嫌な女だ」というネガティブな印象だったので、しみけんが結婚するにはふさわしくないなと感じました(もちろん世間的には逆のリアクションでしょうが笑)。童貞をバカにしてトップAV男優と結婚するというのもなんだか嫌な気持ちになりました。結局セックスのうまさで人を見ているのかと。

 

しかもしみけんは以前から好きな女性のタイプを「ブス、デブ、ババア」と言っていたので、ブスでもなくデブでもなく微妙な年齢の美人でもない女と結婚したという事実も納得いきませんでした。

 

なので2018年はずっともやもやしながら時を過ごしていました。

 

2019年になったくらいからはあちゅうがインスタグラムに「旦那観察日記」という漫画を投稿するようになりました。僕もなんとなく気になって読んで見たのですが、そこにはAV男優、インフルエンサーとしてではなく、よくいるその辺のラブラブな夫婦の姿が描かれていました。

 

なんとなくその辺からはあちゅうに対する印象も変わってきて、以前よりはあちゅうの生み出しているコンテンツに触れるようになりました。

 

特に最近はネット番組を中心にはあちゅうとしみけんが夫婦で出演することが増えたのでよく視聴しています。AbemaTVとかによく出ています(リンクはyoutubeですが)

 

そして驚くことにはあちゅうも僕と同じように「地下クイズ王選手権」でしみけんを知って「この人いいなぁ」と思ったそうです。

 

それ以外の発言でもAV男優としてではなく、僕と同じでしみけん個人のことを深く理解した上で好きになっていることがわかりました。そして普通の感覚として、しみけんのことを愛するほどにしみけんがAV男優であることに悩んだり、友達や家族との関係でも悩みながらも、結局は全部乗り越えて事実婚にいたっているのです。

 

はあちゅうは最終的に「この世からAV業界への差別をなくそう」「それができるのは私しかいない」とまで思うようになっているのです。とんでもないな。

 

二人の関係性、今までの苦悩などを1年かけて知ることにより、やっと自分の中で最初に感じていた「もやもや」の正体がわかりました。

 

僕はこの夫婦に憧れていたのです。

 

二人とも全然違うジャンルで生きていたけど、どちらも自己の研鑽を重ね、発信を続け、広い多様性を吸収するという、ものすごい高い思想の持ち主同士が、お互いに人間としてものすごいリスペクトしあっているめちゃめちゃ素敵な関係なんだと理解しました。

 

一方今の自分はそういったお互いを高めあったり、本音で悩みを相談したりすることができる人が近くにいないので、そこにものすごい憧れを感じていたのだと思います。

 

はあちゅうのことも好きとまでは言えないけども、自分と2歳しか変わらないのにこのバイタリティに関しては非常にリスペクトするようになりました。

 

そして色々な苦悩を乗り越え2019年9月19日に息子さんを出産することができました。

 

この時点で僕は素直に2人に対して「おめでとう」と思うことができました。むしろ他人に出産で初めて心からお祝いの気持ちが生まれました(笑)。

それと同時のこの二人の子供が将来どんな子になるのかめちゃめちゃ楽しみになりました。

 

僕はまさにはあちゅうの「人生全部コンテンツ」にはまってしまったのです。もう目を離すことはできなくなってしまったのです。

 

今後の自分の課題としてはおそらくどうやってお互いを高め合える関係の人に出会うかなのだと思いました。現在のネット社会においては別にそれは妻じゃなくても友達じゃなくても近くに住んでいる人でもなくていいと思います。そのためにはまず自分のことを発信していって、結果的に自分のことを面白いと思ってもらえる人が集まってくればなと思います。

 

そんなわけではあちゅうとしみけんの結婚の話でした。

 

ではまた

 

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