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第一志望に合格率80%で落ちた話

 いわゆる「御三家」や「筑駒」、「海城」などの学校の滑り止めとして受ける人が多い、中高一貫校「世田谷学園」ですが、何を隠そう僕は第一志望でした。

 二月一日、二日、四日と行われる世田谷学園の入試。
 上に書いたように滑り止めで受ける人が多くなる二日、四日は一日に比べて偏差値が上がります。

 先に結果を書くと
 二月一日は世田谷学園を受験し、不合格でした。

 二月二日も世田谷学園を受験し、合格しました。

 二月三日には國學院久我山のSTを受験し、STは不合格でしたが、一般合格しました。

 一日目に落ちた原因はどこにあるのか、いくつか振り返ってみたいと思います。

①「緊張」
 まあ、当たり前ですが緊張していたらベストパフォーマンスなんて無理です。
 入試慣れするために、一月に千葉などの入試を受ける人もいるのですが、僕はしませんでした。

②「苦手な問題ばかり出ていた」
 そんなのは、「勉強が足りていなかっただけじゃないか」という方。
 正解です。
 苦手な問題でも合格点を取れるよう勉強しましょう。

 世田谷学園の入試は国語100、算数100、理科50、社会50の合計300点満点なのですが、(2021年に新設された理数コースは配点が異なります)合格点は160点付近です。

 僕は、理科と社会は塾に通っていなかったこともあって、理社で不得意な分野が出てきやすかったということが挙げられ、算数と国語で補う事ができなかったということです。

③「合格可能性80%」
 小学六年生の時受けた模試で、世田谷学園の合格可能性80%しか取ったことがなかったため、「気の緩み」がありました。

 何回、合格可能性80%やA判定を取ろうとも油断しないでください。
 特に難関中学を受ける方は、入試が一回しか行われない学校も多いので気を付けてください。

 今回は中学受験時代を思い返してみた訳ですが、合格可能性80%で、不合格という苦い経験をしました。
 世田谷学園に興味があるよという方や、受験生の皆さんのお役に少しでも立てたのなら、幸いです。

藍出 青人(論説委員・高校1年)

Photo by Annie Spratt on Unsplash

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