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僕が学ぶようになったのは幼稚園の時。とはいっても、これは家での通信教育の話だ。 そして本格的に学ぶことを始めたのは、みんなと同じ小学校1年生。この頃は、どんな学習も「面白かった」という記憶がある。 しかし、学年が上がり、学習に慣れていくにつれ、理科、社会などの好きな教科や校外学習は「楽しい」と感じる反面、苦手な教科や好きとも嫌いとも思っていない教科は「面倒くさい」と思うようになった。 やがて高学年になると、一部の好きとも嫌いともとも思っていない教科は、不思議と「面
突然だが、「学び」とは何だろう。 人間は学ぶことで進化してきた。世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスについても、その例として挙げられそうだ。今、この瞬間も世界中の人々がこのウイルスについて「日々の生活」の中で学んでいる。 僕自身、いつものような生活ではなかなか体験出来なかったことが、今回のSTAY HOME期間で体験できた。その時の特別な「日々の生活」について思い返してみると、このようなことが頭に浮かんだ。 「日々の生活での学び」は「勉強」では学べない学びで
家は生活の場であり帰って寝る場所だった。それがここ数ヶ月の間に職場や学びの場になった。 本来、学びの場は学校であり、他人と意見を交わし、コミュニケーションをとり、相互理解を深める場であったはずである。しかしこのコロナ禍において学びの場は一変した。学びの場が家となり、自己責任で勉強をする機会が増えた。家族以外の意見を直接参考にすることができず、授業の内容が深まることはなくなった。また、家の中に職場や生活の場、学びの場が集まることにより、けじめや自分への厳しさが必要となった