暗渠道への誘い 谷戸川編① ~暗渠の蓋の、その下へ~
「蓋がされ、暗渠の状態になった川だからこそ、その独特の風情に惹かれる」
それは間違いない。
しかしながら、その一方で、
「蓋がされる前、開渠の状態だった川は、どんな様子だったのか、見てみたい」
とも思ってしまう。
これはおそらく、すべての暗渠愛好家が抱く、ジレンマのようなものではないかと思う。
暗渠化された川の蓋が外され、開渠に戻る……などということは、ほとんど無いと言って良い。
だから「答え」を見ることは不可能なのだが、ヒントを与えてくれる川がある。今回はその川を辿