学園祭とギャルと選挙
本日は、京都外国語大学の学園祭にお邪魔しました。
実行委員の皆さん、素敵なウェルカムボードをありがとう!置いてくれてた場所の都合で、めちゃくちゃお供物に見えたので、一瞬、
「あれ?俺ら死んだっけ?」
と思いました。けど、こういうのめちゃくちゃ嬉しいので、是非来年以降も伝統として続けて欲しいです。
今日は、後輩の『エルフ』と一緒だったのですが、学校に向かう車中、エルフの荒川が、
「奥田さん、私だいぶ成長しましたよ!比例代表もわかります!」
と言ってきました。
実は荒川は、2019年の参院選の前に、
「初めて選挙行きたいんですけど、何も知らないのに行っていいんですかね?」
と言ってくれて、そのとき、選挙の仕組みとかを教えました。
そんな荒川が、自主的に選挙に行き、比例代表制というややこしい仕組みまで理解したなんて、先生は感無量です。
荒川のように、
「何も知らないのに行っていいんですかね?」
という気持ちで、選挙に行けない人もいると思うんですが、答えは、
「そういう人ほど行ったほうがいい!!」
です。妙に政治に詳しい人間ばかりが選挙に行ってたら、そういう人間が選んだ政治家ばっかりになっちゃいます。
何も知らない人が選挙に行けば、何も知らない人が理解できるように、政治家は説明しなきゃいけなくなるし、なんなら、何も知らない人たちの世界を勉強しだすかもしれない。
そう考えると、すでに選挙に行き続けている僕なんかより、今まで選挙に行ったことがない人たちのほうが、政治を変える力を持っているのかもしれません。
そもそも人間は、色んな『不平等』というものを感じながら生きていると思います。けど、そんなことは当たり前で、だって、そもそも人間って平等じゃないんだもの。
見た目、生まれ、国籍、性別、色んな不平等があります。誤解を恐れずに言えば、人間が完全に平等になることは不可能です。大事なのは、『人権』が平等であること。
どんな、男前だろうが美人だろうが、金持ちだろうが貧乏人だろうが、かしこだろうがアホだろうが、アイドルオタクだろうがギャルだろうが、日々、いろいろな不平等を感じながら生きているけど、人権は平等ということが大事なんです。
そして、その平等な人権の中で僕たちは、
「人間らしく、安全に、健康に、自分が過ごしやすい国で暮らしたい!」
と叫んでいいわけです。
たしかに、国のかたちを作るのは政治家ですが、その政治家を選ぶのは僕たちなのですから、僕たちは僕たちのために政治家を選ぶのです。
「何も知らないのに行っていいですかね?」
政治に少し興味がある僕も、何も知らない人も人権は平等です。同じ一票です。
何も知らない人の一票が、何も知らない人の過ごしやすい場所の元になるんだから結局、みんな行ったほうがいいってことなんですよね。
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