マガジンのカバー画像

『超現代語古事記』

14
自分用に古事記をまとめてます。
運営しているクリエイター

#須佐之男命

スサノオVSヤマタノオロチ

スサノオVSヤマタノオロチ

怪物が現れるのを待っていた須佐之男命(スサノオノミコト)の前に、ついに八俣遠呂知(ヤマタノオロチ)が現れました。

スサノオ「こいつがオロチか。聞いていた通りの姿やな。キモッ!」

さすがの須佐之男命も、その異様さに一瞬たじろぎます。

垣根を超えて庭に入ってこようとした遠呂知が、庭に置かれた八つの酒船(さかぶね)に気づき、それぞれに頭を突っ込んでガブガブと飲み始めました。酒は遠呂知の大好物です。

もっとみる
哀しみのスサノオ

哀しみのスサノオ

高天原を追放された須佐之男命(スサノオノミコト)は自らの罪を贖う(あがなう)ために、神々に供える食物を、大気都比売神(オオゲツヒメノカミ)に求めました。大気都比売神は鼻・口・尻からたくさんの美味しそうな食べ物を取り出し、料理して差し出したのですが、須佐之男命は

スサノオ「お前、なんちゅうところから食べ物出しとんねん!わざと汚くしとんねやろ!」

と勘違いをし、大気都比売神を殺してしまいます。自ら

もっとみる
日本で最初の姉弟ゲンカ

日本で最初の姉弟ゲンカ

父の伊邪那岐神(イザナキノカミ)に国を追放された須佐之男命(スサノオノミコト)は、黄泉国(よみのくに)にいる母の伊邪那美神(イザナミノカミ)のところをへ行く前に、姉であり、高天原(たかまのはら)を治めている天照大御神(アマテラスオオミカミ)のもとへ挨拶に行くことにしました。

このとき須佐之男命は追放されて心が荒ぶっていたので、天に上る時、歩くたびに雷鳴がとどろき、山、川、大地も揺らぎました。

もっとみる