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人種により分断される街


こんにちは!
愛車の三菱デリカでユーラシア大陸横断中の管理人です。
モンゴルから出発して今はセルビアに滞在中です。

これまでのルート

◆2023年8月11日(金)

昨日セルビアに入国したばかりなのだけれど、実はこれからコソボに移動する。
もうセルビア終わっちゃうのか、呆気なさすぎる。
ヨーロッパは小国(?)の集まりだから仕方がない。

でも本当はもうちょっと長く滞在してみたかったよ。

こっちがやりたいのはさ、
少し長めに滞在してローカルの文化を肌で感じたりすることなんだよ。

移動重視で旅なんかしてたら通過するだけの国なんて沢山あるんだろうな。
そう考えたら大陸横断ってなんて薄っぺらい言葉なんだ。

セルビアはコソボの独立を承認していないのでセルビアの出国スタンプはなし。
それどころかコソボの入国スタンプもなかった。

コソボ入国した瞬間からアルバニア国旗が至る所にある。
一瞬入国した国を間違えたかと思ったよ。

とりあえずコソボ北部にあるミトロヴィツァという街を目指す。
そこは未だに人種により分断されている街。

ミトロヴィツァは街を流れる川を隔てて北にセルビア系住民、そして南側にアルバニア系住民が住む。川を渡る橋には警察が駐屯していてブロックもあり車両は通行できないので歩いて橋を渡る。橋を渡ってセルビア系住民の住む北側に行くと至る所にセルビア国旗が目につく。車のナンバープレートはコソボマークを隠すためか不自然にマスキングされてる。ガラス張りのスポーツショップを覗いてみるとサッカーセルビア代表のトレーニングウェアが販売されていた。ここの住民はどちらのパスポートを保有しているのかとても気になるが、fdそんなことは間違っても住民に聞いてはいけない。

その後はコソボ紛争でNATOが軍事介入するきっかけとなったラチャク村を訪問。ここはセルビア軍がアルバニア系住民を虐殺した村だ。

とても静かなどこか寂しい雰囲気の住宅街からは虐殺を想像することは難しい。
丘の上にある慰霊碑が住宅街を見下ろす。

その後、野営地を探しに運転していると大きなアルバニア国旗を持つ若者に遭遇。
コソボに住むアルバニア系住民なのだろうけど、なんとも不思議な気分だ。

今晩は川沿いで寝ます。

続く。

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