見出し画像

塾の存在する意味とは?

塾って必要?行く意味ある?

みなさんはそんなことを考えたことはありますか?
私は塾講師という立場上、塾の意味について深く考えることがあります。

昔は「勉強を教えてくれる人がおらず、家でどうやって勉強していいか分からない」ということはよくありましたが、今やYoutubeなどの無料動画サイトで勉強方法を紹介してくれたり、分かりやすく解説してくれる動画がたくさんあります。

つまり、「勉強を教えてほしい」という目的だけであれば、塾に行かなくてもよい状態になったというわけです。正しくは、「"勉強を教えてもらえる"という目的の優先度は下がった」というべきかもしれません。
では一体、塾の役割とは何なのでしょうか?

塾に行く意味① 塾という環境

家で勉強できない・する気にならない方が、塾という『勉強せざるを得ない環境』に行けば勉強するようになる。というのが1つ目の役割です。これは理解しておられる方も多いかと思います。

私自身も家で勉強しないタイプだったので塾に行きましたが、目的は主にこちらでした。サボってたら先生に注意されますし、周りにも迷惑をかけてしまいますからね。

特に、先生があまり教えず、自分たちで勉強を進めていく"自立型"の学習塾が最近増えてきていますが、自立型の塾はこの『環境』の効果を大きく利用したものかと思われます。

塾に行く意味② 支えてくれる人がいる

勉強する『環境』が重要なら、塾講師って誰でもいいんじゃない?
なんてことを少し考えたこともありましたが、それは半分正解で半分外れだという結論に至りました。

というのも、自立型学習や集団学習のような"環境"を与えるだけで十分なお子様もいます。しかしそれはある程度真面目か、勉強がそれほど苦手でない場合に限ります。

本当に勉強が苦手だったり、嫌だったり、もしくは何かを"やらされる"のがとてもイヤな年頃だった場合、塾に行こうが全く勉強をしてくれません。塾で寝てしまったり、塾に全然行かなくなったりしてしまうこともしばしば。そのような理由で他塾から移って来る生徒を多く見て来ました。

そのような生徒には「勉強を押し付けてくるヤツ」と思われてはならず、あらゆる会話や行動を通じて「あなたに関心があって、一緒に成長したいと思っている」ということを真摯に伝え、良好な関係を築く必要があります。そうでなければこちらに耳を傾けてもらえません。

また、勉強では「できるようになったこと」に注目し、その成長を実感してもらうことで、勉強への自信を少しずつ取り戻していく必要があります。

その他にも接し方はまだまだありますが、つまり「勉強を学習面だけでなく、精神的にも支えてくれる人がいる」ということが、彼にとって重要だということです。簡単にいえば、勉強を教えてくれるし、ヤル気にさせてくれる人物がいるということです。

それこそが塾講師の存在する意味ではないかと考えています。

まとめ

塾の存在する意味は、
①勉強せざるを得ない環境としての意味
②支えてくれる人がいる場所としての意味
の2つがあるとお伝えしました。

その2つを備えた塾こそが、社会から求められている学習塾なのではないでしょうか。そのため学習塾フラットでは、お子様に合った学習内容で取り組むことはもちろん、お子様に尊敬の意を持って接し、信頼関係を構築することを第一優先にしております。

少しでも興味を持っていただけましたら、お気軽にぜひ一度お越しください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?