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一期一会

野々村 佳穂(4年/競技委員会/東京都立大学体育会サッカー部)


学生幹事としての任期が終わりを迎えるにあたり、1年間の活動を振り返ると、たくさんの素敵な出会いに恵まれたと感じています。学生幹事活動を通して出会い、お世話になった方々へ、この場をお借りして感謝申し上げます。

私が1年前に学生幹事になるという選択をしたのは、「一部昇格」という高みを目指して挑み続けるチームへ、より高い次元で貢献したいという思いからでした。

所属するチームでは、医療班・広報班・事務班・分析班から成る4班体制で学生自治による運営を行っています。私は、その中の事務班に属しチーム運営を支える立場にありました。事務班に属するマネージャーである私にとって、都・神奈川リーグを支える大きな組織の中に飛び込むことは、多くのことを吸収でき、学び得たことをチーム運営に活かせる絶好の機会でした。

そして、都・神奈川リーグ2部所属の小さなチームにもたらされる少しの変化や改革に向けた流れが、やがて大学サッカーの価値向上、発展につながるのではという期待もありました。

そんな思いを胸に、初めて幹事会に参加した日。初対面の人ばかりで緊張もありましたが、この1年間を有意義なものにしようと強く思ったことを覚えています。

私が所属した競技委員会では、主に、試合会場の調整や審判派遣、試合資料のチーム展開など試合開催に直結する分野を担当していました。自チームの中にいるだけでは想像できないほどの業務数。しかし、それらを着実にこなしていく継続メンバーの方たちの姿がありました。

一人一人が全加盟チームへのホスピタリティ精神を高くもって業務にあたっており、そのスピーディかつウィットに富んだ対応から多くのことを学びました。

自チームだけに向いていた視点から抜け出し、全チームを取りまとめる総合的な視点を得ることができ、私自身一つ一つの業務で効率と質の両方を追求するようになりました。

けれど、週1回の対面活動日に加え、日々計画的に業務をこなす必要があり、就職活動もある中での授業、部活、都学連の両立は大変でした。

それでも、最後までやり遂げることができたのは、

やはり

「多くの学びがある都学連での活動がこの上なく楽しかった。」

この一言に尽きます。

日々の業務に加えて、都学連主催の試合運営の数々、リーグ審判員講習会、今季を締めくくる表彰式。難しい課題に直面する度に試行錯誤を重ねたこと、リーグをより良くしていく為に理事の方の力をお借りしながらアイデアを出し合って各種プロジェクトを進めたこと。

その全てが素敵な思い出であり、大学サッカーの発展の一助となれるよう努力を重ねたこの1年間は大きな財産であると感じています。

 好機逸すべからず

 日々大事にしている言葉のひとつで、これだ、と思ったものには臆することなく挑戦するようにしています。

機会への巡り合わせ、その一つ一つに感謝しつつ丁寧に向き合っていく姿勢を今後も心掛けていきたいです。

 4月から社会人になりますが、様々な物事に対して機会を逃すことなく積極的に挑み、そこで得る経験をもとに着実に進んでいきます。

 ここまでお読みいただきありがとうございました。

末筆ながら、東京都大学サッカー連盟のさらなるご発展をお祈り申し上げます。

野々村 佳穂


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