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STREAM (流れ) に乗る

今日は矢作川の川下りをしてきました。

コロナ禍でしばらく一般募集されていませんでしたが、今回門戸を広げてくださったおかげです。

このイベントのことは結婚前に、つまりは20年以上前に、夫がバイク仲間と共に参加していたことを知っていました。
私がもう少しお付き合いするのが早かったら乗せてもらえたかもしれないのに、、、、、乗せてと言える御身分になれたその時は。
もう筏くだりには乗り気ではなく乗った話だけ聞いてました。

私も乗りたいと思っていながらにして、豊田にお友達はいないし、
夫は社会人になるし、結婚すれば子どももできてそりゃあなかなか無理でした。
このイベントが終わってしまったことを知りああ、、、、、残念だと思っていたのです。

4年前にとよた会議に初めて出席したとき、13年ぶりに公ではなく内々リバイバル開催するので乗りたい人は声かけてくださいと主催の方が話されました。

もう、、、、そりゃあ。
その方のもとに出たいです、と駆け寄ります。
「筏作れるの?乗ったことは?仲間は居るの?」と優しく聞いてくれましたが当日までになんとかします、とあてもないのに返事する私に。
作り方などもし困ったら声かけて、と連絡先を教えてくれました。

筏乗りたい、とピッチしまくり、チームビルディングを試みましたが、みんななかなか首を縦にふってくれません。

この人、と思う方に一生懸命頼んでいるのを見て、でもその人は乗り気でないのを見てとうとう不憫に思った稲垣さんが話に乗ってくれました。

話に乗ってくれるだけでも有難いのに、私は20年越しのチャンスだから、絶対乗りたいんですけどと心配しまくります。仲間多い方が楽しいと高専のトモダチどんどん誘って6人にもなるから。
わたし、重いですけどそんなに居て沈んだらどうするんだ、、、。
さらに自転車乗せて動力にしようぜとか、言ってたから、大丈夫か、浮くのか、試乗したほうがいいんじゃないか、壊れないか、沈まないか。めちゃくちゃ心配しました。(リスクマネジメントで友人が貸してくれたボートも手配しました。ありがとう)

うまく浮いて、あーよかった、と思った折
美苗さんは全然俺の事信用してくれてなかった、と船の上で言われました。そりゃあ、ごめんんさい、と平謝りしました。

聞いたところによると、浮力や表面張力?、面積分で?上からかかる力があるとどうのこうのと。
計算上は大丈夫、と事前に話してくれましたが、どうもほんとうに計算していたようでしたけど、そんなんわからん、やん???自転車とか言ってたし。でもボートのおかげでなんとかなったよね。全員乗ってたら沈んでたよね。双方の努力のおかげだね。

この時は出会って三か月。仲良くはしていましたが、まだ、なんだかんだ言って遠慮もあったし、あんまり言いたいことも言えんかったし(お互いに)うまくいくかいかないかわからないことに対してのお互いの行動についての心配もありました。けれどもこの日集合場所を別の場所と思いこんでいて時間に遅れた時も私のことは責めずにいてくれたことも思いだします。(わたしはぎゃーぎゃーいうけどね)
手作りの船で下れた。その体験はとてもありがたいことだったなと思います。
(ロボットも私がいつか年老いて歩けなくなったときのためにわたしが乗れるように作ってくれるということでしたが、期待しています。言われたときはなんで私がおばあちゃんになった時なんだ、しかも、ごみ箱の上に乗せられて何が嬉しいんだって言ったんだけど(笑)。作ったものの上に乗れるってめちゃくちゃいいなって今日思いました。ロボット乗せてね。)

4年前に乗れて大喜びしていたことを覚えていてくれた主催者の方がお声がけくださり。
今年も川下りのチャンスがやってきました。
もちろん大喜びですがさすがに今回は作ってくれる人はいません。(奈良にいるからね)

困っていたら、、、、船を貸してくれる人がみつかりました。ライフジャケットも。その方との関係性を考えたら信じられない話です。女性起業家のスケールアッププログラムに出られたからポートメッセ名古屋展示会に出展でき、そんな場で知り合えた、まあ、多分仕事上の付き合いなはずの方のご厚意に甘えました。ありがたいことです。

家族も誘うけどだれも乗ってくれるひとがいません。

ひとりで乗るのもいいなと思っていたら大好きな親友がいつもは土曜日お仕事なのにたまたま空いていました。

今日、ボートに空気をいれようと思ったら、電動の空気入れもお借りしたのに、車のジャックとタイプが合いません。
ここまでか、、、と思ったけど。手でしゅぽしゅぽ入れるつもりで運びました。

それでも空気が入らず、ここまでか、、、と思ったら、主催の方にお話したら、もっておいで、と電動空気入れでぶおーんと入れてくれました。
そして近くにいらした方がそのお子さんも一緒に。出来上がったボートを水辺まで運んでくださいました。

楽しく川下りし、降りて陸上で体重を預けて空気ぬいていたら、空気を抜く機械を持っている方がボートの空気を吸いだしてぺっちゃんこにしてくださいました。

やりたいな。こうしたいな。と思うことについて
多くの方が協力してくださり
願いをかなえることができました。

一緒に乗った友達が、わたしのすごさをみた、と言ってくれました。
豊田市に居て、こんな近くで、こんな素敵なイベント。誰でも参加できるものではない。そして参加したいと思っても船が用意できるわけではない。そしてこんなに手助けしてもらえるわけもない。
やりたいことを実現する、実行する、そしてやり切る。
その力はすごいことだよ、と言ってもらいました。
今日一緒に乗れたことを大好きな人に感謝してもらえて。

こんなしあわせなことはないなと思います。

しあわせとはやりたいときにやりたいことができることなんだろうな。

お金をかけたから、といって決してできない。(実際はお金はないから知らないだけでお金があればもしかしたら簡単にできるのかもしれないけれど)

わたしは、豊かだなあ恵まれているなあと心底思いました。
この体験を思いだすだけで、しばらくしあわせな気分に浸れそうです。

川の流れは速いところと
ゆっくり流れて停滞しているところ。

地形や深さによって
近くでも流れ方が違いました。

オールでこいでいく先はどこか。
川の流れをみて、その流れに乗る場所に向かって進む。
自力で進むのももちろん大事だけど
自然の恵みに感謝して「流れに乗る」のは気持ちいいものだなと思いました。

STREAMは流れ。
オンラインプログラミング教室の名前をそうしています。
なかなか、なかなか、思うように会員数の増強にはつながらず
スタンバイしてくれている講師のもとに
学びたい生徒さんを紹介できないこともあり、少し残念に思うこともありますが

行きたい方向をしっかりみて。
オールで流れのはやいところまで漕いでいって。

いい船を用意しているのですからして。
相も変わらずわたしは人に恵まれているのですからして。
こちらもそのうちいい流れに乗れたらいいのにな、と思います。




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