京大生の英語力はどのくらい?【終末京大生日記59】

 前回はかなりパッションを込めて書いたが、そんなに反響がなかったので、おとなしく京大ネタをこするとしよう。やっぱ書きたいことを書くことも大事だけど、求められているものを書くこともまた必要ですよね。

 はい。今回は京大生の英語力について話していきたいと思う。京大生は大学に入学した際、TOEFL itpという、マーク式のペーパーテストを受けることになる。受験直前に受けさせられるそのテストで英語力が分かると思いきや、このテストのためにわざわざ数千円出して問題集を買い、対策する京大生など少数で、ほとんどの学生はぶっつけ本番で受験し、時間配分を合わせる間もなく中途半端な感じで受験をする。さらに悪いことに、寝ている受験生さえもいる。このテストで、大体みんな400点台後半から、550点くらいをとるのだが、たまに600点を超える英語ができる人もいる。

 これは京大に限った話ではないと思うが、大学にはしばしば帰国子女や留学経験のある学生がいて彼らはもちろん英語が得意だ。体感で英語でコミュニケーションが取れる日本人はおそらく5~10%程度だったと思う。一クラス集めれば、大体2, 3人の日本人は英語が喋れるのではないだろうか。

 そして、大学には日本人学生だけではなく、留学生もいる。留学生の国籍は、大体中国・韓国で時々東南アジアや西洋系の人がいたりする。彼らは英語圏出身でなくとも、何故か英語がかなりうまい。それらをすべて合わせると、大体京大の学部生の10~20%程度の学生は英語が通じると思われる。

 彼らは大体、授業や研究の場では英語でコミュニケーションをとるので、部屋の中で一部の人だけで、ディスカッションが盛り上がり、英語が話せない人がはたからそれを見ている状況がよく生じている。私もはたから見ている側だったが、あれは結構さみしい。

 さて、ここまで、京大の日本人学生の5~10%くらいが英語でコミュニケーションが取れるという話を書いたが、その他80パーセントくらいの英語力はいかほどかについて説明しよう。私は情報学科だったが、大学院でTOEICを勉強する機会があった。そこで初めてみんな本気で英語テストの対策をするので、ようやく実力が分かるわけだ。

 私自身は結構勉強し、875点をとることができた。ほかのみんなはどれほどか気になり、聞いてみると、大体みんな800点台中盤だった。700点台後半の人と900点台を一人だけ見かけたが、ピークはおそらく850点くらいだろう。

 そして、情報学科以外の後輩に点数を聞いたこともあったが、その子は900点越えだった。以上、私の持てるすべてのデータを総合的に判断すると、日本人の京大生の英語力は大体TOEIC850点くらいだと結論付けられる。ただ、サンプルが情報学科中心なので、もし別の学部のデータを持っている人がいたら教えてほしい。

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