タレント「熊田曜子」さんの、DV夫の暴行の全容。
東京地裁 -刑事事件-
(初公判)
2021年10月15日(金曜) 13:30~14:15 429号法廷
罪名:暴行
被告:A (保釈中) ※実名報道がなされていない為、秘匿とする
<公訴事実>
被告人は、令和3年5月18日 午前0:18、東京都港区内の自宅にて、熊田曜子(39)に対し、顔面を右の平手で一回殴る暴行を加えたものである。
<12:50~ 傍聴券配布中>
既に、裁判所構外まで列を成していた。老若男女問わず並んでいたが、特に20~40代の若年層が多かった。13:00の配布〆切時点でも、列は途切れることが無く、数分間遅れての抽選となった。
<13:26~ 傍聴人入廷開始>
<13:28~ 被告人入廷>
黒髪、スーツ姿でエリート役員そのものであった。特段緊張は窺えず、真っ向から対立しようとする強い意志が感じられた。
<13:30~ 開廷>
裁判官- 名前は?
被告人- 〇〇です。(ハッキリと、直立不動で前を見据え)
裁判官- 職業は?
被告人- 会社役員をしております。(結構、いい声。。)
・起訴状読み上げ
被告人は、令和3年5月18日 午前0:18、東京都港区内の自宅にて、熊田曜子(39)に対し、顔面を右の平手で一回殴る暴行を加えたものである。
裁判官- 今の読み上げられた事実に、間違えはありますか?
被告人- 間違っています。平手一発などの暴行の事実は一切ありません。
裁判官- 5月18日 午前0:18に、あなたのお宅で被害者と一緒にいた事は間違いないですか?
被告人- ハイ。深夜ですが、一緒にいた事は間違えありません。しかし、暴力は一切ありません。
・証拠調べ手続き
<13:34~ 検察側スタート>
検察官- 被告人はN県S市で出生の後、都内大学を卒業後、会社員として稼働し、現在は会社を運営している。被告人には、妻子がおり、当時の自宅で同居していた。
被害者は、被告人に数年前から暴言を吐かれ、平成28年末には被告人が酒に酔った状態で帰宅した際に蹴られた。
・事件当日の流れ
令和3年5月17日 被害者は幼稚園のママ友から休園日に、子どもを預かって欲しい旨の申し出に承諾し、その事を被告人に伝えたところ、被告人は苛立ち、家を出た。
5月18日 午前0:00頃 酒に酔って帰宅したところ、被告人の寝室にいた被害者を追い出した。被害者が子どもの遊び用の部屋に行くと、体育座りしている被害者に対し、「ママ友に預かれないと言え。」と述べ、スネを蹴った。同時に引き戸を数回叩いた為、「別室で就寝している子供が起きるから止めて」と懇願すると、顔面を平手で殴り、その後臀部を蹴る暴行を加えた。
被害者は、靴をはがずにその場から外出し、110番をした。
同日午前0:36 110番入電したT署の警察官が被害者と合流し、被害者と共に自宅に行き、その場にいた被告人を現行犯逮捕した。
・検察官側証拠
・甲5号証 「被害者が暴行を受けた場所の特定」
・甲6号証 「秘匿で録音した、音声データ。それで、被害時刻を特定。」
・甲7号証 「ママ友とのLINEのやり取り」
・乙1号証 「身上経歴」
・乙2号証 「戸籍」
・乙3号証 「妻子記載の犯行当時の自宅を記した、住民票」
・乙4号証 「現住所」
<不同意部分の請求については、>
・警察官による証人請求
・熊田曜子氏の証人請求
・音声データの内容の審理請求
裁判官- 検察官の請求に対するご意見は?
弁護人- 然るべく。(エッ。。。無罪主張だから、棄却するのかと。)
裁判官- 全て然るべくと?
弁護人- ハイ。
裁判官- 検察官、今日の公判で音声データの再生は出来ませんか?
検察官- 請求に対して不同意かと思っていたので、用意していません。
裁判官- では、次回期日に。
(そりゃ~、不同意だと思うわ。。)
(この法曹三者のやり取りの間の被告人は、傍聴席に目をやったり、軽くネクタイを直したりと、自身の番が終わったからか、少々気が緩んでいる様子であった。)
(全体的に、被告人はこの裁判に対抗する意思が強く窺えた。ハキハキと、弁護人が意見している時に頷いたり、メモを取っていた。)
<13:44 閉廷。 被告人・傍聴人、退廷。>
次回期日は、検察官側請求の審理とされている。
熊田曜子氏と被告人の"直接対峙"が公判廷で開かれる予定だ。
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