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“自分の居場所を奪われたり勝手にラベルを貼られて憤っている人を描いた。”柚木麻子が語る『あいにくあんたのためじゃない』。


2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。
『嘆きの美女』『ランチのアッコちゃん』
『伊藤くんA to E』『BUTTER』などなど多くの作品で注目を集めている。
柚木麻子、最新刊『あいにくあんたのためじゃない』(新潮社)

6つの物語が収められている短編集。
ままならいない人生を送る面々が右往左往四苦八苦しながら
人生の歩みを進めていく痛快なエンパワーメント小説。
本の帯には強炭酸エナドリ(エナジードリンク!)短編集とある。

本の最初に置かれた作品は「めんや 評論家おことわり」。
発売前にコミカライズとなり大きな話題を呼んでいる。

描かれているのは私の物語、あんたの物語。
胸のすく思いの一方で我が身を振り返る契機にもなる・・・

短編集執筆について、
短編を束ねるタイトルについて、
執筆にあたり自らラーメンを作り続けたこと、
この作品を上梓し上で気づいたこと、考えたこと。
人間の表と裏、事態の表層と深層について、
そして、何故か杉田かおるのお話!?

“自分の居場所を奪われたり勝手にラベルを貼られて憤っている人を描いた”
“メンマの材料、麻竹を取りに行きそうになった”
“人はそうなってしまう。その構造を理解することが大事”

多岐にわたるお話、じっくりとお聴きください。
音声はこちらから

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柚木麻子

1981年東京生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、2010年に同作を含む『終点のあの子』でデビュー。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。ほかの作品に『私にふさわしいホテル』『ランチのアッコちゃん』『伊藤くん A to E』『本屋さんのダイアナ』『マジカルグランマ』『BUTTER』『らんたん』『ついでにジェントルメン』などがある。最新刊は新潮社『あいにくあんたのためじゃない』。

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