哀しみからの脱出を“ねこ”が導く。柳美里『ねこのおうち』を語る。
魂に近い生き物、それが“ねこ”。
希望というのは繰り返される日々の暮らしの中にある。
人生はどんなに悲惨なことがあっても生きるに値するものである。
作家、柳美里が紡ぐ救済と希望の物語。
東日本大震災を挟み実に8年の歳月をかけて完成した
『ねこのおうち』(河出書房新社)
現在、福島県南相馬市に移り住んでいる柳さん。
そこでの見たこと聞いたことでご自身の中で何かが変わった・・・
これまでの柳さんの作品の中でもひと際優しい輝きを放つ
珠玉の物語。
だから
“人生はどんなに悲惨なことがあっても生きるに値するもの”である。
と、言える。
そしてこの物語を上梓した柳さんの目に映る
この国、社会の姿は?
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柳美里
1968年生まれ。高校中退後、東由多加率いる「東京キッドブラザース」に入団。役者、演出助手を経て、86年、劇団ユニット「青春五月党」を結成。93年『魚の祭』で岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。著書に『家族シネマ』(芥川賞受賞)、『フルハウス』(泉鏡花文学賞、野間文芸新人賞)、『ゴールドラッシュ』(木山捷平文学賞)、『命』、『8月の果て』、『雨と夢のあとに』、『グッドバイ・ママ』、『自殺の国』、『JR上野駅公園口』他多数。最新刊は河出書房新社『ねこのおうち』。
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