“机間散歩”?教育技術学会会長の記念授業-教育技術学会誕生秘話

日本教育技術学会、今年で41回目だそうで、本当に感慨深いものがあります。
で、今のうちに知っていることを記録しておきたいという衝動に駆られています。

では、始まり始まり…。 

学会づくりが趣味?だった編集者・江部満氏は、ある日、「教室ツーウェイ」誌の企画会議(10人ぐらいの先生方が参集されていました)の席上、突然、
「授業研究を中心とした学会に“教育方法学会”がある。しかし、この学会に参集しているのは大半が、大学人。授業をしている肝心の現場の先生がわずかしかいない。主役がいる会をつくろうではないか」
と向山先生に呼びかけ、設立されました。

第1回は、筑波大附属小学校で、会長の千葉大・宇佐美寛先生が「道徳の授業」をすることになりました。
肝心の授業についてはあまり覚えていませんが、検討会で、茗渓の大西忠治先生が、
「授業中歩き回っていたが、私の記録よると、“あれは意図的計画的机間巡視ではない、たんなる授業散歩だ」
とノートの記録をふりかざして?批判されていました。

その大西忠治先生が、新潟大会では、野口芳宏先生にぼろくそ批判され、当日、大西先生は大荒れだったとか。
思い返せば、相互批判が盛んで学会らしい雰囲気(笑)が充満していました。

あれから30数年たった今、
みんな小金持ちのボンボンになった?のでしょうか?
喧嘩せずが会則になったようで、本当に寂しい限りです。

新幹線の車窓から眺めた富士の山。

(文責:経験豊かが尊ばれず?の世を嘆いているHさん)

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