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vol.7 5/7開催 「学食」レポート 〜1600人の胃袋をふるわせた食の祭典〜

まずは厚く御礼を。
5月7日に学大高架下で開催した「学食」イベントへご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました!

当日は朝からあいにくの雨、それもザーザー音がするほどの強めの雨。
開場30分前、運営チームは不安に押しつぶされそうでした。厄年のせいだと嘆く人もいました。

「ちゃんと人が来てくれるのだろうか…」

学大高架下の倉庫跡地を会場に利用
お昼時はずっと大行列
単管を活用した可愛らしい出店ブース

蓋を開けてみれば、来場者数は約1600人。
11時のスタートと共にお客さんが集まり始め、その後も途切れることなく続く食いしん坊の往来。
最終的にはクローズの19時を待たずに、多くのお店が完売するという、しあわせな結果となりました。

それでは記録係のイノウエが、当日の熱をプレイバックしてお届けします。

学大の食欲を刺激する18のベンダーが集結

18の店主が一堂に会して朝礼

「お祭りに参加したい!」「学大にみんなが参加できるお祭りが欲しい!」という多くの声を受け、いまの学大といえば「食」ということで、立ち上がった企画が「学食」。

みんなの食欲をびしびし刺激する、とびきり美味しいものを集めなくては!

学大の名店をはじめ、別エリアで話題のお店やポップアップで東京中を沸かせるフードチームにもお声がけさせていただき、
学大商店街連合会さんもブースを出してくださることになり、
当日は18のベンダーが「学食」に出店してくださいました。せっかくなので、ササッと全店紹介しますね。

①餃苑(ぎょえん)
渋谷区を中心にふっと現れる餃子店。2種の焼き立て餃子はアツアツのもっちもちでした。

餃苑

②49 Asian Kitchen + Bar
学大東口商店街にあるアジア料理店。温かい牛テール煮込みが染みました。

49 Asian Kitchen + Bar

③farm studio #203
学大のクリエイティブ中国料理。渾身の焼きそばは「浮雲」さんとの食べ比べ対決に発展。

farm studio 203 は独特のスパイスが香る焼きそばを提供

④Ri.carica
自家製サルシッチャロールは14時頃に完売。オーナーの堤さんはピチづくりのワークショップでも大活躍。

瞬く間に売り切れとなったRi.caricaのサルシッチャロール

⑤壱福商店
学大駅から徒歩一分の昭和レトロ居酒屋さん。手羽唐揚げはお酒にばっちりでした。

壱福商店

⑥Dochaku
蔵前の一軒家ビストロ。店頭で焼いたジューシーなラム串を片手に会場を歩く人がたくさんいました。

東東京からやってきたDochakuチーム

⑦酒場 浮雲
新鮮なモツ入りのソース焼きそばに中毒者続出。おかわり勢も現れていたとか。

浮雲はぷるっぷるのモツ入り焼きそば

⑧味噌湯 志なだ
ポップアップで活動する味噌汁職人。エアロプレスで淹れるお味噌汁は出汁の香りがすごかったです。

味噌湯 志なだ

⑨プラプラデーン
フォトグラファーをする傍ら、タイ屋台料理を極める。とぅるとぅるのタイ風よだれ鶏はボリュームも満点でした。

プラプラデーンのボリューム満点よだれ鶏

⑩HIGUMA Doughnuts
学大のおやつ。揚げたてのドーナッツは何個でも食べられそうでした。キッズ向けのワークショップも大盛りあがり。

HIGUMA Doughnuts

⑪Sunny Side RAIN COLOR
東口のコーヒースタンド&ベイクショップ。カラフルで大きなかき氷はキッズの人気を独占していました。

Sunny Side RAIN COLOR

⑫ゆとり会議室〜reserve〜
ものすごい数のウイスキーボトルを用意して、美味しいハイボールを飲ませてくれました。

ゆとり会議室〜reserve〜

⑬FIVETREES
学大のビアブリュワリー。生ビール樽を4回交換するほど大繁盛でした。

最初の1杯目はみんなFIVETREESの生ビール

⑭エッセンティア
ナチュラルワインとオーガニック食材のお店。おいしいワインをグラスで堪能しました。

エッセンティア

⑮学大ますもとSake&Apéro
学大で日本酒といえば。いろいろな種類をグラスで飲める気軽さが良かったです。

学大ますもとSake&Apéro

⑯商店街連合会
商店街で1つのブースを構えて、ソフトドリンクを豊富に用意してくださいました。

商店街連合会

⑰オクムラパーラー
キッチンカーで参戦。ビリやタコスもケサディーヤも食べごたえ抜群。

オクムラパーラー

⑱エルロセヨ
バルセロナ出身のシェフも店頭に立ち、お店で一番人気のパエリアをふるまっていました。

エルロセヨ


開場から1時間ほどすると各店に行列ができ、イートインスペースは常に満席状態。
みなさんいくつかのお店のフードとお酒を集めて、プチパーティを開催されているようでした。
フードはほとんどのお店が終了予定時間の前にソールドアウト。学大の胃袋はおそるべしです。

サルシッチャロールをがぶり!
テンション高めな3人組をパシャリ
大きなテーブルをみんなで囲む、これぞ「学食」
FIVE TREEのDJチームがBGMを担当
かき氷はキッズに大人気
浮雲とfarm studio 203の焼きそば食べ比べが好評!
いろんなお店の料理を一度に味わう贅沢な食卓

老若男女、幅広い年代が入り混じり、思い思いの時間を過ごす人たち。高架下がグッドバイブスで満ちていました。
地元住民のほかにも、オーストラリアから来た観光の方、神奈川の方から来た方、もともと参加ベンダーのファンで、わざわざ学大まで足を運んでくださったという方も多かったです。
またGWの最終日ということもあり、元気なキッズの姿も目立っていました。
DJブースの前でお友達と全力ダンスしたり、かき氷をほお張ったり、ワークショップに参加したり。
傍らにはビールを飲みながら微笑ましく見守る親御さんがいて、とっても良い光景でした。

盛り上がりすぎた食のワークショップ

学大を代表する飲食人によるワークショップも大盛況でした。
今回講師を務めたのは「HIGUMA Doughnuts」「Ri.carica」「farm studio #203」の3店舗。

「HIGUMA Doughnuts」代表の春日井さんとスタッフさんは、キッズと一緒にデコレーションドーナツを作りました。
こちらは参加希望者が殺到したので、1日に2回開催することに。
テーブルにはパステルカラーのアイシングといろんなお菓子、そしておいしそうなドーナツが並び、
子どもたちは好きなものを使って、自由にドーナツをデコレーションしていきます。
何色もアイシングを重ねたり、ひたすら高くお菓子を積んだり、お母さんの顔をつくったり。全員の芸術がドーナツの上で爆発していました。

申し込み殺到だったドーナツお絵かきワークショップ

「Ri.carica」のオーナシェフ・堤さんは、お店の定番パスタ「ピチ・アリオーネ」の作り方講座を開催。
家にあるものでできるとのことで、レシピや行程を惜しみなく伝授。
みんなでパスタをこねて茹で、フレッシュのトマトを使ったソースまでその場で手作り。最後はもちろんみんなで試食しました。
堤さんから直々に習える貴重な機会なので、料理に関する質問が飛び交います。
その一つ一つに丁寧に答える堤さん。参加者のみなさんも「楽しかった!」と大満足のようでした。

笑いが絶えないRi.caricaパスタ教室

「farm studio #203」の濱田シェフは、パラパラ炒飯の作り方をレクチャー。
日本米、タイ米、バスマティライスの3種のお米を用意して、それぞれを卵チャーハンに仕上げます。
お米の種類によって炒飯にするコツが違うそうで、火加減や手順を丁寧に説明しながら調理していく濱田さん。
パラパラ〜と仕上がる度に、参加者から拍手が起こりました。
最後は濱田さんがその場で作ってくれた麻婆豆腐を炒飯の上にかけて試食。
もともとお店のファンだという参加者さんは「家でもやってみます!」と話していました。

カセットコンロと家庭用フライパンでササッとパラパラ炒飯を作る濱田先生

自分たちの知識を惜しげなくシェアしてくださった講師のみなさん。
料理本では伝わらない、細かな味付けや火加減のポイントを直接聞けることは、ワークショップの醍醐味ですね。
今回参加できなかった方も、次回はぜひやってみてほしいです。

学大のあくなき食欲を満たす「学食」

次回の開催に乞うご期待

予想をはるかに上回る盛り上がりをみせた、第一回「学食」。
参加ベンダーのみなさんも、かなり楽しかったようです。

来場者の熱量に驚いたと話すのは「Ri.carica」のオーナシェフ・堤さん。
「すごかったです。学大みなさんは、ずっとこういう食のイベントを待っていてくださったんだなぁと思いました。みんなのおかげで開催することができてよかったです」。また「farm studio #203」の濱田シェフは、「すごく愛を感じました。ワークショップもまたぜひやりたい」と話してくださいました。

悪天候にも関わらず、来てくださった来場者に感謝の念が止まりません。
「Sunny Side RAIN COLOR」の手島さんは「それぞれのお店のファンが来てくれて、さらにイベントを盛り上げてくれた、最高でしょう!」と笑顔。「オクムラパーラー」奥村さんも「雨にも関わらず完売して本当によかったです。ありがとうございました!」と感無量でした。

高架下がおいしいもので満たされた「学食」。
学大のとどまること無い食欲に大きなポテンシャルを感じつつ、
次はどんなイベントにしようかと興奮する運営チームでした。

今回も多くの住民の方に運営に協力頂きました!

今後も高架下ではいろいろなイベントを開催していきます。ぜひInstagramをフォローしてくださいね!

また次回も楽しみにお待ちください。

文:井上麻子
写真:鈴木優太

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