【求人募集!】 はじめまして「学芸会」です。わたしたちと一緒にローカルに根ざす新しい商店街を作りませんか?
着々と進行中の学大高架下リニューアルプロジェクト。今回はプロジェクトの目玉ともいえる複合施設「GAKUDAI COLLECTIV」の運営母体となる社団法人「学芸会」発足のお知らせと、引き続き、施設の運営コアスタッフを募集します!というお話です。社団法人「学芸会」のメンバー3人にいろいろとお話を聞いてきました。
「GAKUDAI COLLECTIV」は高架下リニューアルのなかで唯一の新築エリアであり、住民の想いを詰め込んだ場所。ただの複合施設ではないので、おもしろい仕事がたっぷりあります。
魅力的なプレイヤーたちを応援したい。彼らと一緒にイベントを組みたい。そしてまちともっと深く関わってみたい。そんなあなたは今日の記事を読んで、学芸会の一員として働く未来を想像してみてください。
※24年秋開業予定 「GAKUDAI COLLECTIV」運営メンバー募集中です!
施設紹介など、詳細は下記の記事をご確認ください
「学芸会」ってなんですか?
学芸会は「GAKUDAI COLLECTIV」を運営するために発足された社団法人。立ち上げたのは、高架下プロジェクト全体にも携わるこちらの3人です。まずは殿塚さんが、どうしてこのメンバーで結成することになったのかを話してくれました。
殿塚さん:「GAKUDAI COLLECTIV」を運営するなら地元の人とチームをつくりたいなと、最初に声をかけたのは上田さん。学大で場づくりに挑戦していて、上田さんの周りに面白い人が集まっている感じがしていました。なにより彼のフェアさがいいなと。まちづくりってある種の権限が集中してしまうので、「みんなのためにやろう」と地で思っている人じゃないとできない。だから上田さんみたいな人がやるべきだなと思いました。
田久保さん:僕は去年の夏くらいに居酒屋に呼び出されて。なんか怒られるのかなと思いました(笑)。
殿塚さん:ははは(笑)。田久保さんにはもともとロゴなどの相談をさせて頂いてて、学大に長く住んでいて当事者としての想いも強い。あと僕は本当にデザインとか、シンプルに整理する作業が苦手なので、クリエイターさんがチームにいてくれたら心強いなと。
上田さん:田久保さんはもちろんデザイナーなんだけど、真骨頂は物事をその根拠から考え抜く力がすごいと思っていて。共に考えたことを、僕は言葉や企画にするし、田久保さんはビジュアルにアウトプットできるので、バランスが良いなと。
田久保さん:殿塚さんは運営のプロ、上田さんは企画のプロ、そして僕は伝達のプロとして、プロジェクトの内容を外に伝える役回りができいだたらと思います。
プロフィール
殿塚 建吾(とのづか けんご)omusubi不動産
1984年千葉県松戸市出身・在住。2014年4月に、おこめをつくる不動産屋 「omusubi不動産」を設立。松戸市と世田谷区を中心に空き家をDIYで再生してまちづくりにつなげる仕事を手がける。2020年4月〜下北沢BONUS TRACKに参画。
上田 太一(うえだ たいち)todo / 路地裏文化会館 C/NE館長
1982年生まれ。2017年より知人らと共同でwelcometodoを設立。 編集の視点を活かして飲食店や商業施設などの企画やディレクションを数多く手掛ける。学芸大学にて路地裏文化会館「C/NE」と台湾屋台縁食区「CHI-FO」を運営。
田久保 彬(たくぼ あきら)Takubo Design Studio / アートディレクター
1981年生まれ。学芸大学在住。佐藤卓デザイン事務所(現TSDO)所属後、2014年 Takubo Design Studio 設立。 グラフィックと言葉によるブランド構築を得意とし、企業やプロジェクトの立ち上げ、リニューアルに数多く関わる。東京都市大学 非常勤講師(2015年~)
※学芸会コーポレートサイト
「GAKUDAI COLLECTIV」ってなんですか?
まるで3本の矢のような学芸会がこれから創り上げるのが、2024年秋にオープン予定の複合施設「GAKUDAI COLLECTIV」。場所は高架下の南の端、碑文谷公園の付近のエリアです。施設を構成するのは4つのコンテンツ。
12の小さな商店
独立に挑戦したい若手などが借りやすい小さな区画のスペースが集合。共有スペースをたっぷりと設け、飲食店などが入居予定。
コワーキングスペース
会員制のワークスペースにはキッチンも併設。イベントも開催。
シェアアトリエ
アーティスト、職人、クラフト作家などが使えるアトリエ。展示やワークショップも開催。
みんなの広場
多目的なオープンスペースが2ヶ所。ファーマーズマーケットやフリマ、ワークショップ、野外映画など、使い方自由自在。
「GAKUDAI COLLECTIV」はただの商業施設ではなく、住民がまちと関わりながら、自分の「好き」を発揮できる場所。ここで出会った人たちがCOLLECTIV(=共同体)となって良い化学反応が起きていけば、学大はもっとおもしろいまちになるぞ…!というのが3人に見えている景色です。
上田さん:小さな個人が自分の中に貯めてきた「好き」とか「やりたい」を表現できる場所が、まちにもっともっと必要だと思った。若い人でも挑戦しやすい条件でお店を出したり、コワーキングスペースやシェアアトリエで人との繋がりを作ったり、オープンスペースでイベントを開いてもいい。関われる回路はたくさん用意してあります。
殿塚さん:良いまちには個性的なお店があることがとっても重要なんですが、良い店が増えてまちが盛り上がると地価は高くなり、チェーン店が増えて結果的に個性を無くしてしまう。これは最近どこの都市部でも課題になっていることです。だから「GAKUDAI COLLECTIV」は小さな個人が「好き」に挑戦できる、学大の中の“余白”であれたらいいなと思っています。
田久保さん:また「好き」を持った小さな個人同士が連携しあうことで、より大きな力になるんじゃないか?ということを実践する場所でもあります。テナントの定例ミーティングがあったりお店の外が共有部になっているのも、全員でチームになるための仕掛け。「GAKUDAI COLLECTIV」からまち全体へ、共創ムーブメントが広がればおもしろいですね。
コアメンバーになったらどんな仕事をするの?
冒頭にもお話した通り、今回の主旨は求人!3人が描く「GAKUDAI COLLECTIV」を一緒に形にしていくお仕事です。募集する役職名は「統括ディレクター」と「コミュニティマネージャー」。あまり聞き慣れないけれど、具体的にどんな仕事をするんでしょう?
殿塚さん:統括ディレクターは、俯瞰的な視点で施設全体を見渡しながら、企画・お金・チームをみるポジション。企画のディレクションはもちろん、収支のバランスをどうやって取るかを考えつつ、「GAKUDAI COLLECTIV」というチームを作っていって欲しいです。コミュニティマネージャーは現場に一番近い人。入居者や利用者とコミュニケーションを取って声を拾ったり、時には彼らの悩み相談にのったり。そのなかで「AさんとBさんを繋いだらおもしろそうだな」などのアイデアを膨らませてもらえたらいいなと思います。
上田さん:シェアキッチンとコワーキングスペースの運営・管理、オープンスペースや施設全体のイベント企画編成。12の商店は月に何回か店長会議を開催しますし、場を有機的に運営していくために、いろんな業務が出てくると思います。
殿塚さん:もちろん僕ら3人もバックアップしますが、一番現場を知っているのは統括ディレクターとコミュニティマネージャーになると思います。時代性やまちに必要なものを読み取って、ズバッと提案してもらえるとうれしいです。
殿塚さん:どんな人が合っているかとうと、やっぱり人と話すことが好きというのは必須ですね。
上田さん:それはもう一番大事。あと僕は、何かをすごく好きになったことのある人であってほしいなと思います。「GAKUDAI COLLECTIV」は「好き」を持った人の集まりになるだろうし、自分にも「好き」があったほうがお互いに理解しあえるはず。例えば、僕はサッカーがすごい好きだから、野球をすごい好きな人の気持ちがよくわかる。
殿塚さん:あ、あれかもしれない!コミュニティマネージャーは、飲み会の場で端っこにいて、輪の中に入れていない人に目がいっちゃう人がいいかもしれない。わーっと中心にいるんじゃなくて。
田久保さん:それいいですね!「じゃないほうの人」のことを考えられる人。学大はイベントや座談会などにも積極的な方が多い印象ですが、参加したり意見を発している人は実はほんの一部でしかない。声が出てこない人のことまで想像できる人は、とても良いかもしれないです。
殿塚さん:学大への想いみたいなものは後付でもいいですよね。まちに関わっているうちに、きっとみんなと仲良くなっていくから、自然と愛着が湧いてくると思います。
出会いと学びが無限大。この仕事のよいところ。
もし「GAKUDAI COLLECTIV」で働いたら何が得られるのか。気になりますよね。まちづくりや地域と関わる仕事がしたい人にとっては、なかなか貴重な経験ができそうですよ。
殿塚さん:今回のような支援型開発プロジェクトにゼロから関われるのは、一生にあるかないかの機会だと思います。コミュニティマネージャーという仕事もまだ確立されていない職種ですし、今後地域と関わる仕事がしたい人にはすごく良い経験になるはずです。
上田さん:「GAKUDAI COLLECTIV」でやろうとしていることは社会的に新しいスキーム。先頭をきって経験できるのは大きいし、うまくいけば将来的には学大を超えて、同じスキームを他のまちで実践するというケースも出てくるかもしれないですよね。
殿塚さん:あとはいろんな職種、スキルを持った人と仕事をすることになるので、自分自身の学びが広がると思います。omusubi不動産でボーナストラックを運営しているスタッフは、利用者さんと一緒に自主イベントをやったり、わからないことがあればその道のプロに直接教えてもらっている。それってなかなか贅沢な環境だと思うんです。普通なら一つの会社にそんなにたくさんの職種の人っていませんから。
田久保さん:入居者や利用者と仲良くなればなるだけお得。現場の人間の特権ですね。
代表メンバーもドキドキ。それぞれの思い。
ここまで読んでくださってありがとうございます。立ち上げメンバーにとってもこれは大きな挑戦。最後に3人それぞれの学芸会にかける想いを語っていただき、締めたいと思います。
田久保さん:15年くらい学大に住んでいるんですが、自分の職能でまちに何か還元できることに喜びを感じています。僕は個人的に「防災」と「健康」に興味があって、なにかあった時に住民同士が助け合えるまちになったらいいなと思うんです。 なにかというのは災害時だけでなくお祭りなどのポジティブな非日常時も含めて。「より良い有事はより良い平時から」というか、学芸会では、有事の時にパワーを発揮する平時=日常の関係づくりについても考えていきたいと思っています。
殿塚さん:まちを育てる開発にゼロから最後まで携われるチャンスは、僕にとっても大きいです。また地元の松戸のためにも、学大と関わりたいと思いました。奥さんと学大で食事をした時に珍しく「このまちに住んでみたいね」と言ったのが印象的だったんです。僕は彼女のセンサーを信じているので、学大から学ぶことは多いはずだと確信しました。いつか学大と松戸が連携したら、お互いのまちの可能性が広がるんじゃないかと感じています。
上田さん:僕自身いろいろなプロジェクトを通して人との繋がりができて、まちを歩いている時に名前を呼んで挨拶してもらえることがとてもうれしい。親が転勤族で地元という地元がないので、こういう実感は初めての経験だし、「まちに受け入れられている」という感覚になれるのは結構幸せなことだなと。「場の編集」という自分がこれまでずっと取り組んできたことを通して、まちの当事者でいられる幸せを、もっと多くの人にも経験してほしいです。
運営メンバー応募要項
募集は以下の2職種となります。
1)統括マネージャー
全体の企画運営に関わるディレクションや事業計画の推進、スタッフのマネジメントを行い、施設が安全に運営され、多様な企画が定常的に開催されている状況を生み出す役割です。
●主な業務内容
・全体企画ディレクション
・事業収支計画策定・実施
・スタッフマネジメント
・イベント企画運営
・PR・広報 etc
2)コミュニティマネージャー
コワーキングやオープンスペースの運営、施設全体の管理運用を行い、
利用者やテナントとコミュニケーションを取りながら施設の価値や魅力を伝え、場がより良い形で使われていくように動いていく役割です。
●主な業務内容
・コワーキング運営
・オープンスペース運営、利用者ブッキング
・コワーキング会員、テナントコミュニケーション
・施設管理(維持管理、修繕の調整等)
・イベントの企画運営/コーディネート
・SNS運用等の情報発信
募集条件
●勤務/契約形態
正社員 または 業務委託
・週4〜5日の稼働が可能な方
・2024年秋オープンに向けて、24年春頃から参画可能な方
*春頃から週1〜1.5日程度の勤務、6月ごろからフル稼働を想定
*勤務時間は応相談
●給与 (週5日の場合)
統括ディレクター:月給30万円〜
コミュニティマネージャー:月給25万円〜
・金額は経験に応じて相談のうえ決定します
・交通費は全額支給します
・試用期間中は給与の変動がある場合があります
●勤務地
〒152-0003 東京都目黒区碑文谷6丁目6付近 学芸大学駅高架下
●募集人数
統括ディレクター 1名
コミュニティマネージャー 2名程度
●選考プロセス
1:ページ下部の応募フォームよりご応募ください。
2:基本として、次のステップに進まれる方のみにご連絡いたします。
・お預かりする個人情報は、採用選考のみに使用します
・不採用の理由についてはお答えできないことがございます。予めご了承ください
お問い合わせ
info@gakudai-koukashita.com(担当:遠藤)
応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf0olTbg6eRvj-ZC7By1oVG9DAdDwg-GawX0uslvDIdTrA-tA/viewform
文:井上麻子
写真:塚本直純
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