オリジナルの3Dオブジェクトをゲーム内で使用する方法

がくちょうです。

この記事では、UEFNで

オリジナルの3Dオブジェクトをゲーム内で使用する

方法を記述します。

基本的な方法

まず、スタンダードな方法としては、

  1. 3Dオブジェクトを自作する

  2. UEFNにインポートする

という手順になります。

3Dオブジェクトは、AIツールなどで制作することもできますし、blenderなどのツールで制作する場合もあると思います。

インポートの方法はこちらに載っています。

https://dev.epicgames.com/documentation/ja-jp/uefn/importing-a-static-mesh-asset-in-unreal-editor-for-fortnite

爆速な方法

ただ、正直に言ってオブジェクト系は自作しだすとキリがありませんし、工数も大きく圧迫します。

なので、「爆速ゲーム開発」で頻繁に使用する方法について紹介します。

①Fabからインポートする

まず、最も爆速な方法は、「Fab」からUEFNに直接インポートする方法です。

Fabは、3Dオブジェクトのマーケットプレイスで、UEFNとツールとして連携されているため、ファイル形式を揃えたり、マテリアルを用意したりなど、様々な工程をすべてワンクリックで終わらせてくれます。

UEFNを開いて、ツールバーの左の方にある「Fab」というタブをクリックします。

すると、別ウィンドウでFabが開きますので、ここで有料でアセットを購入しても良いですし、無料でダウンロードできるものもあります。

もちろんこの場合は、完全なオリジナルのオブジェクトでは無くなりますが、コンテンツのページから「コンテンツブラウザに追加」というボタンを押すだけで、一発でダウンロードが完了することを考えれば、圧倒的なコスパだと言えます。

爆速ゲーム開発では、最も重要なのは「リリースまでのスピード」であり、MVPまでであれば、このFabを活用した方法が最適だと私は考えています。

「コンテンツブラウザに追加」を押すと、下記のように新しいフォルダが自動で作成されます。画像では「axe2」というフォルダができています。

この中にあるファイルを、ドラッグアンドドロップすれば、一瞬でゲーム内に素材として設置することが可能です。

MVPの段階では、素材のデザインの細かいこだわりは無意味なので、ある程度のイメージに沿ったオブジェクトがFabで見つかると、この工程を60秒程度で終わらせることが可能です。

自作して、インポートして、という工程と比べると、あまりに爆速になるため、よほど「オブジェクト自体がゲーム体験の鍵になっている」という場合でない限りは、この方法をお勧めします。

②生成AIツールで制作してインポートする

次に、生成AIで3Dオブジェクトを作り、それをインポートするという方法があります。

こちらも、作りは正直言って荒くはなりますが、MVPで試すくらいなら十分のものができますし、何よりもとにかく速いのがメリットです。

また、生成AIの場合はこだわってある程度までは作り直しができますし、権利関係も気にしなくてよくなるメリットがあります。

fbx形式のファイルで出力すれば、ドラッグ&ドロップでコンテンツフォルダに入れるだけで、インポートが可能です。


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