質問にお答えしま～す！①

年末の田楽座公式LINEでの「質問くれたらブログで回答するよ！」キャンペーンで寄せられた質問にお答えします！
けっこう核心をつく質問もあるので、複数回に分けて回答します～

Ｑ．公演前にどんな準備運動をしてますか？
Ａ．いろいろです。
開演前はあんまり時間が無いので、みんな自分に合ったやり方でポイントを絞ってやってます。ストレッチやランニング、学校公演なら体育館のロクボクでぶら下がる、とか。バスケしてる人もいたなあ。
コロナ禍になってからはスマホ動画に合わせた体操とか。便利な動画増えたしねー。

田楽座ならでは、で言うと、滑舌（かつぜつ）でしょうか。「外郎売り」っていう、滑舌訓練で使う歌舞伎の長台詞をひとしきり。田楽座公演はしゃべりが多いので、やるとやらないでは本番迎える安心感が違う。

自分は声が低いんだけど唄う役があるので、開演前は裏声で高音の発声を「ちょっとだけ」やります。たっぷりやると喉をつぶしちゃうので。これもやるとやらないでは安心感が違う。

効果があるかないか、よりも安心感ですね。やっぱり本番のびのびやりたいじゃないですか。

Ｑ．舞台で緊張するんですか？
Ａ．もちろんです！
特に新作台本や新曲、不慣れなことをやるときは、今でもカチンコチンです。
でも、緊張するのも「想定内」なので、過剰に動揺することは減ってきました。
自分が緊張してることを「よしよし、今日も緊張してるぞ」「この緊張感がワクワクするよなあ」、とプラスに捉えられるようにもなりましたね。

Ｑ．なぜ芸能のアレンジをするのですか？
Ａ．うわー、長くなるよ～　これ、またの機会にします！

Ｑ．「歌舞劇団」と最近言わなくなったのはナゼ？
Ａ．はい。いずれ誰かに聞かれるとは、思ってました。長い話になりますが、お付き合いくださいませ。

実はこれ、ずっと問題だったんですよ。「歌舞劇団」という名前。

問題の多かった「歌舞劇団」

何が問題だったか、というと。

９割以上「カブキ劇団」と言い間違えられる！　言い間違いだけでなく「歌舞伎をやるんですか？」としょっちゅう聞かれる。

これが一番大きかったですねー。

で、自分としては「民族歌舞団」になるべきだと思ってたんです。わらび座や荒馬座ほか、同業他社と共通であるべきだと。

「劇団うりんこ」「人形劇団むすび座」。とっても分かりやすいよね！
「劇団」って言えば「お芝居するんだなー」、「人形劇団」なら「人形劇するんだなー」。ジャンルが分かる。

これが「歌舞劇団」じゃ、そもそも分からない。「歌舞伎やるんですか？」「お芝居するんですか？」となる。だからせめて「民族歌舞団」の方が望ましい。

「歌舞劇団」の話、この後まだまだ続きます。

（つづく）