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話題の外資ITインサイドセールスってどんな仕事?

こんにちは。キャリアコーチの田治です。

前回のノートから大分時間が空きましたが、今回は外資ITのインサイドセールスの仕事について書きました。
私は2年弱外資ITでインサイドセールスをやっておりましたので、今回の記事は自身の経験が基になっています。

外資転職のコンテンツを発信し始めてから、よくインサイドセールスの仕事内容や給与水準について聞かれます。
そんな注目を集めているインサイドセールスについて、今回は説明していきます。

こちらの記事を読んで頂くと、下記のようなことが分かります。

・インサイドセールスの仕事内容
・インサイドセールスの給与水準
・なぜインサイドセールスが注目されているのか
・インサイドセールスのキャリアパス
・転職の難易度


インサイドセールスとは

そもそもインサイドセールスの定義ですが、大前提として会社によって異なります。
一般的には、案件創出のために、電話やメールなどあらゆる手段で、見込み顧客とのアポイントメントを取得する内勤型営業です。
しかしながら、会社によってはインサイドセールスが小さい案件のクロージングまで担当するケースもありますので、その点気をつけてください。

インサイドセールスのゴールは、将来的にサービスを購入してくれそうな見込み顧客にアプローチし、複数のアプローチの中で温度感を高め、適切なタイミングでフィールドセールスとの商談設定を行うことです。
それを行うためには、お客さんが抱えている業務の課題を理解した上で、サービスの説明を行い、サービスに興味を持ってもらう必要があります。

つまり、会社の第一印象を決める役割を担っており、事業を拡大していく上で、とても重要な仕事です。

下記のグラフを見て頂くと、従来の営業はリストの作成から導入まで全部を担当していたことが分かります。ただそのやり方だと非効率なため、リード作成からクロージングまでを分業するようになったことが、インサイドセールスが誕生したきっかけです。

現在外資IT企業の多くが、分業型営業モデルを導入しており、インサイドセールスを採用しています。

インサイドセールスの仕事の流れ

分業型営業やインサイドセールスについて、もう少し詳しく知りたい方は、こちらの本をお勧めします。


外資系インサイドセールスの職種名

インサイドセールスやSaaSが注目されていることは分かるが、実際にどうやって外資インサイドセールスの求人を探せばいいかわからない人も多いと思います。
実際LinkedInで求人を探したことある人ならご存知ですが、「インサイドセールス」で求人を探してもあまり出てきません。

なぜなら外資系ですと、「インサイドセールス」というジョブタイトル(職種名)はあまりなく、SDR、BDR、MDRがインサイドセールスを指しています。
ですので、SDR、BDR、MDRと求人を探さないと外資ITのインサイドセールスの求人はあまり出てきません。

そもそもSDR、BDR、MDRの定義も会社によって少し異なりますが、
以下が3つのポジションの定義になります。

SDR・・・主にマーケティングが獲得してきたインバウンドリードを担当し、既にサービスに興味を持ったリードにアプローチする。

MDR/BDR・・・ターゲットリストの作成からアウトバウンドアプローチを行う。主にコールドコールやメールなどがアプローチ方法

簡単に説明しますと、SDRは既にサービスに興味のあるお客さんにアプローチをし、BDRとMDRは、サービスの認知がなく興味がないお客さんにアプローチをするといった業務の違いがあります。

SDRとBDRの違い

同じインサイドセールスとしてまとめられていますが、SDR、BDR、MDRでも業務内容や求められるスキルが異なる事が分かると思います。

しかしながら、会社によってはSDRでもアウトバウンド型なこともあり、応募企業の会社の規模やフェーズによって、業務内容が異なってくることも理解しなければなりません。
ですので、面接の際にSDRの業務内容がインバウンド型かアウトバウンド型か確認する必要もあります。

インサイドセールスの給与水準

ここでは、皆さんが興味を持っている外資ITのインサイドセールスの給与水準についてお話します。
インサイドセールスの給与水準ですが、IT未経験者か経験者によって給与水準は異なります。

IT経験者・・・800万円 - 1000万円以上

IT未経験者・・・500万円 - 800万円

上記の給与水準は、外資人材紹介時代に扱った求人とこれまでの外資ITで見てきた求人を参考にしていますので、現実的な数字です。
ちなみに私が、DocusignにSDRとしてIT未経験で転職をした際は、IT未経験者の中間ぐらいの額でオファーが出ました。
先日サポートしました業界未経験者のユーザーさんは、IT経験者並みのオファーを頂いていましたので、あくまで目安であるとも言えます。

インサイドセールスのキャリアパス

給与がいい事や仕事内容がわかったと思いますが、ずっとインサイドセールスとして電話営業をやりたくないと思うのがほとんどの人でしょう。
ただ実はインサイドセールス経験後のキャリアパスは多く、いろんなポジションに異動することが可能です。

インサイドセールス経験後に、マーケティングに異動する方やフィールドセールスに異動する方もいます。
多くの方は、社内昇進でフィールドセールスに異動しますが、転職でフィールドセールスやカスタマーサクセスなどにいく人もいます。

実は私も職種未経験でリニューアルセールスに転職して、現在APACのチームで働いておりますので、インサイドセールス経験後は転職でもいろんなキャリアパスがあります。

インサイドセールスのキャリアパス


転職の難易度

ここまで読んで頂いた方の中には、少しインサイドセールスに興味を持った方もいるかと思います。
そこで気になるのが、業界未経験者が実際にインサイドセールスとして、転職できるかどうかです。

結論になりますが、業界未経験でもインサイドセールスとして転職は可能です。また営業未経験でもインサイドセールスとして転職してくる方も多くいます。

ただ転職の難易度自体は、決して低くありません。
面接のプロセスで、ロールプレイがあったり、英語の職務経歴書を提出しなきゃいけなかったり、いろんなハードルがあります。
しかしながら、事前準備を行えば、どの方にもチャンスがあると思います。

最後に

最後まで読んで頂きありがとうございました。
インサイドセールスを知らなかった方も少し興味を持って頂けると嬉しいです。

最後にインサイドセールスが注目されているポイントをまとめますと、下記のような点になります。
特にインサイドセールスとして入社した後は、市場価値の高い専門性を得られるのが大きなメリットだと思います。

①給与水準が高い
②キャリアパスが豊富
③IT未経験者でも挑戦出来る
④外資ITの業界に入る第一歩

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