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最近の記事

口許に手を

海水が四肢まで満ちて六畳半帝国のなか飲む微炭酸 まだ肉が柔らかいあなたの生命 露になっていく信仰心 変わらないものはここから先にない 標識を口ずさむ風見鶏 鰐の箸置きは簡単に割れた また買いに行けばいいから大丈夫 水滴を親指で壊しても何も変わらないんでしょう 日陰梨

    • 美術手帳ーDailyArt より

       今日、サモトラケのニケの翼が折れた。当然実物ではなく、我が家の冷蔵庫にくっついているマグネットの話だ。昨年、フランス旅行の際にルーブル美術館で買ったものだった。  そういうわけで、美術館に思いを馳せた結果、今日は美術について書くことにした。 私と美術 コロナ禍という言葉も一般語彙に組み込まれ、自粛生活にもすっかり慣れ始めた今日この頃。 もともと趣味が読書に映画鑑賞とインドアによっていることもあり、外出できない苦しみはさほど感じていないのが現状だ。  新しい試みとして料

      • 雑記

        人に対してああだこうだ思いたくない、失礼だし無関係だし吐き出すところなんてない・あるべきではないのだから。思うけれど。 どうして好意や尊敬、プラスの感情(何をもってプラスなのか)は抱いてもいいことになっているんだろう?伝えてもいいことになっているんだろう? 私の主義主張とあなたのそれは交わらない。なので何も心配することはない。 共有は嬉しいことだろうか?それとも理解が? コミュニケーションに際するスタンスの話・当然持っている正しい不信の話を人にしたら、不自然だ、違和感が

        • 夢・?・?

          今朝はすごく早く目が覚めて、それはうまく眠れなかったからだった。 日記はたいてい朝の話から始まる。ここからは夢の話をする。 眠ると、よく夢を見る。 悪夢は見ない。夢を見ているときと目が覚めたときで、感情を持つ「わたし」に距離がありすぎて、悪夢も悪夢と認識できないから。 悲しい夢を見ることもほとんどないけれど、だからこそ、昔見た悲しい夢はよく覚えている。 その日は世界最後の日だった。あと数時間足らずで、この世は終わりを迎えてしまう。 最後まで諦めたくはなかったけれど、そのた

        口許に手を

          真夜中お料理教室

          朝、昨日のシチューの余りに牛乳とマカロニを混ぜて、グラタン皿にとる。チーズとバターを乗せて焼く。トースターの、焼けた合図の高い音が好き。 連日家から出ずに何をやっているのかというと、料理、料理である。 料理は趣味ではないし、私はおよそ家庭的とはいえない人間だけれども、最近の家事に支配された暮らしはスーパー家庭人間である。書いていて、家庭という単語についてうっかり考えてしまい、難しい気持ちになった。一旦やめよう。 そう、しばらく外食の予定がないので、作り置きするにはいい機会

          真夜中お料理教室

          あかるい部屋

          私の部屋は壁が白くて、家具は明るい木の色で、鏡と時計がたくさんある。ベッドにはぬいぐるみがわんさかあって、眠るときはすごく狭い。 IKEAで買ったヘンリーはかしこい犬で、いつも悩みをきいてくれたり、悲しみを癒してくれたりする。すべすべもちもちの茶碗は、茶色いわんちゃんだから茶碗と名付けた。目を閉じていてくれるから、気にせず甘えられる。すごく優しい。後輩がイギリスから連れてきてくれたくまはシャロ。安直だけど、ホームズを文字った名前は特別だ。先輩が誕生日にいらないからという理由

          あかるい部屋

          ドライカレーの作り方

          自転車の鍵だと思っていたものは、そうじゃなかった。おかしいなあ。鍵、四つ試したのに。 自転車に乗って、TSUTAYAにDVDを返しに行こうと思っていたけれど、叶わないから徒歩で行く。 自転車、大学一年生の夏以来乗っていない。だから鍵が鍵じゃなかったりする。そういえば、鍵、どこにあるんだろう。一切心当たりがない。ていうか、この鍵は何の鍵なんだろう。日常はミステリーに満ちている。 電車に乗らなかったのは、時流を考えてのことだった。でも、外は寒くて、風も強くて、ぺらぺら

          ドライカレーの作り方

          前髪がかわいいのに

          今日は前髪がかわいいのに、誰も見てくれなくて勿体ないなと思った。今日の私の前髪がかわいいってことは、私が知っているだけで充分なはずなのに。 昨日は夜中まで音楽を聴いていたから、今日は昼ごろ起きた。 ポップしなないで、すき。日食なつこ、すき。yonige、SHISHAMO、MOSHIMO、ネクライトーキー、おいしくるメロンパン、カネコアヤノ、the peggies、カラスは真っ白、女王蜂、やくしまるえつこ、すき。 音楽をゆっくり聴くようなゆとりある生活は久しぶりだから、毎夜毎

          前髪がかわいいのに

          嘘ばっかり

          2020.4.1 四月一日に日記を始めるというのはなんだかおかしいけど素敵だ。嘘を書いてもいいような。本当のことばかりを書いても、嘘だと思ってもらえるような。少し気が楽。区切りもいいし。区切りがいいというのはとても大切。ちなみに二十年の人生で何度も四月一日に日記を始めるという儀式をやっているが、一年間続いたことは一度もない。毎日こつこつ、みたいなことが本当は苦手だ。日記なんて、特に向いていないと思う。 人の日記やブログ、文章を読むのが好きだ。だからTwitterも好き。もと

          嘘ばっかり