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お別れするのは寂しいよね

ベースのふくおとトロンボーンのしんのすけがバンドを辞める。

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卒業とか新しい旅立ちとか色々な言い方はあるだろうけど、とにかく彼らがバンドを抜けることには変わらない。

もちろん話し合ったりはするけれど、いい大人である俺たちは、考えて出した決断が変わることは、そうないことを知っている。

だからふくおが話があるから時間を作ってくれないかと言われた時も、続けられる道を模索してはみたが、最終的にはいつ、どうやって辞めようかを話したし、しんのすけはどうやって辞めるかを切り出すか悩んでいたようだったので、結局はどう辞める筋道を立てるかを話した。

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そんな風に話し合ってきたから、俺たちは気持ちも定まっていたし、心の友からしてみたら寝耳に水だっただろうから、そこは申し訳なかったけれど、やはり俺たちにできることは新しい道を応援することだけだと思う。

以前も書いたが、「一緒にできなくなる」よりも「こんな長いこと一緒にできた」ことに感謝しているから、どちらかというと二人が新しい道に踏み出すことについてネガティブな感情はなかったのだ。

色んな景色をみてきた。

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ふざけたり

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隠し撮りしたり

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色んな所で音を奏でた。

ふくおは俺の前の活動の頃もサポートしてくれて、のすけは山形にいる頃の後輩だ。付き合いは長い。

だから、もう充分一緒に体験したな。そう思っていた。彼らを見送るには十分だと。

ちょっと気持ちが変わったのは12/10の高崎FLEEZだ。

現体制のアップアップガールズ(仮)と最後の対バン。

彼女たちも5人のメンバーのうち4人が脱退して新しいメンバーとともにグループが動き始める。奇しくもほぼ同じタイミングだ。

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彼女たちと会えなくなることはとても残念だったが、新しい旅立ちを応援する気持ちの方が強かった。

実際に会って、話してライブを見たとき、彼女たちをステージに送り出したとき、

「あ、もうこの子たちとステージに立つことは二度とないのか」

それがスッと胸に入ってきて、とても寂しくて切なかった。

俺ですらこんな気持ちになるくらいアプガは素敵な子たちだから、ファンの皆は本当に寂しいと思う。

またね。

じゃなくて

元気でね。

お別れの言葉は、短かったけれど、想いを込めた。

同時に、ふくおとのすけにもそういう日が近いんだと思った。

「ああ、もう少しで当たり前がそうじゃなくなるんだ」

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それがグググっと押し寄せたのが高崎だった。

そしてその時点で残すところふくおは2回。のすけはワンマン1回になった。

高校の芸術鑑賞会で演奏ができることは本当に楽しいのだが、そこにもう一つの喜びが増えたことを感じた。一緒にステージに立つ機会が増えたのだから。しんのすけは残念ながらラジオで一緒に行けなかったが、それもまた彼の選択だからいいと思う。

残すところはワンマン一回だ。

皆でワンマンを見ながらやいのやいの言おう。これが思いのほか楽しい。

お別れするのは寂しい。それは消えない。そしてそれぞれの感じ方も絶対に違う。そのうえで、それでも全力で楽しんでもらえるようなライブをするよ。

あ、それと誕生日12月3戦士いるのでおめでとうメッセージやプレゼントもガンガン受け付けるぜ!!うおおおおお!ソーシャルディスタンス!

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俺にとって結局のところバンドはロマンだし、ライブは生き方だし、音楽は人生において追いかけ続けることだから、いろいろやることは増えても根本は変わらない。

心を震わせて楽しませる。

今はなかなか難しい状況だけれど、ただそれだけを目指して、歩いていこうと思う。


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