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ごくごく普通な子育て中の主婦が突然夫の海外赴任についていくことに…赴任先はサウジアラビア ⑩

サウジでの暮らしについて書いていきます
海外への引越しは、引越し先で使わない物はトランクルームへ預け、大きい物やすぐに使わない物を船便、
すぐに必要だったり軽い荷物を航空便と分けたりするのですが、サウジへは全て航空便を使うとの会社の指示でした

日本から引越しの当日、業者さんが来るや否や「こんなに持っていけませんよ」と言われてしまいました
事前に見積もりに来ていただいていて、それから
そんなに荷物は増えていないつもりだったのですが
その一言で慌ててしまいました
私にとって現地で全部必要な物で、ここから減らすことなんてできないと思ったからです

日本とサウジの時差は6時間
現地は真夜中でしたが夫に現況を伝える電話をしました
夫は追加料金がかかってもいいから
用意した物は全て送った方がいいと言ってくれて
無事に荷物を送ることができました
コンパウンド内で大活躍した
大人用と娘の自転車を諦めなくて本当によかった

引越し荷物で気をつけたのはイスラム教でNGな
豚、アルコール類、偶像崇拝に関する物で、
例えると
絵本の三匹のこぶた、調味料のみりん、お雛様などです
検疫で没収される可能性があるので避けた方が良いと説明を受けました
食料品は年に3回くらい日本食の送付制度があって
カタログから注文できるシステムがありましたが、
引越しの荷物として段ボール数箱分用意して、
料理酒、みりんは我慢、「みりん風」を準備しました

サウジに着いてしばらくすると、荷物が届きました
段ボールは全て開封されチェックが済んでいて
中身がごちゃごちゃになって入っていました
足跡のような汚れが付いていた荷物もあって
待っていた物がそのような状態で届いて悲しい気持ちになったのを覚えています

気づくと女性アーティストのCDジャケットや
クリスマスツリーなどが没収されました
その時「そういえばクリスマスはキリスト教だった〜」と思い出しました(笑)

ですがコンパウンド内ではイスラム教に関係なく生活できていたので、クリスマスシーズンになると小さな出店がツリーやポストカードなどのクリスマスグッズを売っていたり、子ども向けイベントとしてトナカイでなくラクダに乗ったサンタクロースがやってきて
子ども達にプレゼントをくれて一緒に写真を撮らせてくれました

ラクダに乗ったサンタクロースの写真を撮ったはずなのに見つからず残念💦お見せしたかった〜
12月でもまだまだ暑いサウジで息子はTシャツ姿です

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