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ごくごく普通な子育て中の主婦が突然夫の海外赴任についていくことに…赴任先はサウジアラビア no.16

私の住んでいたコンパウンドには日本人の駐在員夫人が20人ほどいて、毎週水曜日の午前中に「刺繍の会」という集まりがあり、12~3人が参加していました
写真は刺繍の会で初めて作った、サウジの地図にサウジの特徴を入れた作品です

刺繍をしながら
日本の情報〜取り寄せた雑誌や本を回覧したり、
サウジでの情報〜例えば◯◯スーパーでかぼちゃが売ってるとか、セールが始まったなど…
まだまだインターネット環境が微妙な頃で
日本語で情報交換できて、おしゃべりできる貴重な時間でした

会を開く場所は持ち回りで、お当番は「お宿」と呼ばれていました
どの家も集まる広さはあってもテーブルの用意が難しく「お宿板」という板があり、お当番と一緒に回ってきました
ペットボトルの入っていた段ボール箱の上に「お宿板」を置いてテーブルクロスをかければテーブルの完成です

お宿の時は休憩時間用にお茶とお菓子を用意します
お菓子は日本人の口に合うものはなかなか手に入らないので、みな手作りでした
お店で売っているような綺麗なお菓子をいただくのは美味しくていい気分でしたが、自分がお宿の時はみんなの口に合うかどうか、作ろうとした物が無事にできるか、プレッシャーでした
けれど、お宿のおかげで洋菓子、和菓子といろいろなお菓子作りを挑戦することができました

赴任して1ヶ月くらい経った頃、初めて刺繍の会に参加したのですが、参加しているみんながサウジでの生活を満喫していて、とてもキラキラして見えました
その時、イソップ童話の『田舎のネズミと町のネズミ』がありますが、田舎のネズミ(私)が町のネズミの住んでいるところに遊びに行ったシーンが浮かんできました

サウジに着いて〇日経った、1週間経った、1ヶ月経った、3ヶ月経った〜と数えているうちは、まだ現地に慣れていなくて、数えなくなった頃、私もサウジでの生活に慣れ楽しめるようになっていた〜そんな気がします






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