転職とお金とファイナンス その3

またまた、この前、この本を使って教えた時に思ったことを書いていきます。


で、昨日取り上げたWhat is success to you?とかに関してもそうですけど、そもそも僕らってこういう質問について考えたりすること自体が嫌いですよね。嫌いというか、そういう習慣がないというか。昔僕も、下記のElliottのセミナー行った時に、What was the best day of your life?とか言われて、「なんじゃそれ?」と思って、それで村上春樹的な小確幸(小さいけど確実な幸せ)を答えようとしたら、「それはわかるけど、でも、ここでの質問はthe best dayだ」と言われて、なんて答えていいかわからず、面食らったことがあります。


僕は思うんですが、日本人がこういう価値観的な質問を聞かれることと、お金を稼ぐのが苦手なことと、英語が話せないのって、案外似てるんじゃないかなと思うんですよね。どういうことかというと、この前読んだ”スモールトークの公共性”という論文に書かれていた「ウチ、ソト、ヨソ」の関係性上、 僕らって基本「自分ある程度常識を共有している組織」の中で生きることを前提としてるから、そういう前提がないところでどう話していいかわからないし、また同時に「前提を共有してるのが当たり前だから、根本的な価値観を質問されたりすることが理解できないんじゃないかな?」ということです。


これだけだとよくわからないと思うので、また続きます。

では!


井上大輔


追伸

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