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ドラマ③パレートの誤算


期せずして
外出することになった。

雲もなくやたら晴れていたので
少し厚着してコートを着ないで出かけたら
少し寒かった。


帰ってきて
Amazonプライムで
パレートの誤算
を視聴。

主演の橋本愛さん
原作小説の柚月裕子さんに惹かれて。
ネタバレになるので下に続く。









。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

市役所の嘱託職員として働く
橋本愛さん演じる牧野聡美。
ある日彼女は
生活保護受給者の家を訪ねてまわる
ケースワーカーの仕事を任される。

やりがいというか熱意というかを
見出せない彼女に
先輩ケースワーカーの和田正人さん演じる山川の受給者に寄り添う姿が少しずつ彼女に影響を与え始める。


そんな折
市内で火事が起き山川が死亡した。
何者かに殺されたらしい。

牧野は同僚の小野寺(NEWSの増田貴久さん)
山川の仕事を引き継ぎながら
事件の真相を追っていくうちに不正受給や
社会保障の裏側?闇に迫ってしまう話。


こんな感じかなあらすじ。


橋本愛さんは影のある役が似合いますね。
全5話だけど1話ではどこか覇気がなく働いている牧野が回を重ねるごとに強い女性になっていく物語なのかな。
私は人の心情を汲み取るのがすこぶる苦手なので
解釈があっているかわからないけど個人の感想だからいいか。

生活保護受給者の態度やお金の使い道に疑問を持ちながら働く牧野。

その人たちに親身に寄り添う山川。
現実にこんな人いるんだろうかとも思ってしまういい人具合なんだけど
こんな人いるって信じたいです。
山川は受給者とは呼ばないんです。
クライアントと呼ぶんですよね。

誰かのために働くの
鏡のような描かれ方。

一方同僚の小野寺は
現実を描いているような感じ。
貰ったお金パチンコに使ってない?
子供に虐待とかしてない?
信じてばかりもいられないよ。
山川さんのようには働けないよ。

彼の考えの方が多数派かも。

牧野にしつこく事件のこと山川の事をたずねる
刑事役の北村有起哉さん
こういう役が似合いますね。
悪そうな刑事。


仕事と割り切ることと
人に寄り添いたい気持ちと
どちらも抱えながら牧野は
山川の事を調べていきます。


回を追うごとに牧野は迷ったり悩んだり信じたりするんですが、目に力強さが生まれてくる気がしました。


最終話
コロッケを買う牧野の表情がとても明るく
月並みな表現ですが希望に満ちた表情をしていたのが印象的でした。
この先の牧野や小野寺や市が明るくなっていきそうなそんな予感をさせるシーンだったのかなと思いました。



キーパーソンとして出てくる
松本まりかさん演じる安西佳子が牧野に言った

『この仕事好き?』

という台詞にドキッとさせられます。
自信を持って

『好き』

と答えられる人はどのくらいいるんでしょう。

『嫌い』

と答えるひとも少ないと思います。

『好きでも嫌いでもない』

が大多数かなと思いました。


私は嫌いと答えそうです。
じゃあやめれば?と劇中のマスターよろしく
言われるかもしれませんが
そういうことでもないですよね仕事って。
続けるのもやめるのも
人によってどちらも正しいんだと思いました。




WA



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