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【ガイブンキョウク】第102回 ジョン・ファンテ『塵に訊け』読書会(24/2/17)


<課題本> ジョン・ファンテ『塵に訊け』(栗原俊秀訳、未知谷)

<開催日時> 2024年2月17日(土)16:00~18:30

<ゲスト> 栗原俊秀さん(『塵に訊け』訳者) 
1983年生まれ。翻訳家。訳書にアマーラ・ラクース『ヴィットーリオ広場のエレベーターをめぐる文明の衝突』、ジョン・ファンテ『満ちみてる生』『犬と負け犬』『ロサンゼルスへの道』、ピエトロ・アレティーノ『コルティジャーナ』など。カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』で、第2回須賀敦子翻訳賞、イタリア文化財文化活動省翻訳賞を受賞。
(※栗原俊秀さんによるジョン・ファンテの著作も含んだ「移民をめぐる文学」の選書リスト:https://note.com/michitani/m/me352ff536670

<当日の流れ> 16:00~17:00 栗原俊秀さんのトーク
        17:10~18:30 『塵に訊け』読書会
        (その後訳者を囲んだ懇親会を予定)

<開催地> 本のあるところ ajiro(福岡市中央区天神3丁目6-8 天神ミツヤマビル1B) ※オンライン(Zoom)での参加も可能です

<参加条件> 『塵に訊け』を読了してくること

<参加費>  1000円

<参加申込み(会場参加/オンライン参加)>


栗原俊秀さん

『塵に訊け』(ジョン・ファンテ、未知谷)

30年代の頽廃、ビートニクの先駆。所は照りつける太陽と視界を奪う砂漠の塵が舞うロサンゼルス――。ワラチを履いたメキシコ娘カミラ、作家志望のイタリア系アルトゥーロ。差別される者どうしの共感が恋に 震え、疾駆し、うなり、転げる生。80年の再刊で沸騰した名著の新訳。

【ジョン・ファンテ】 1909年、コロラド州デンバーにて、イタリア人移民家庭の長男として生まれる。1932年、文藝雑誌《The American Mercury》に短篇「ミサの侍者」を掲載し、商業誌にデビュー。以降、複数の雑誌で短篇の発表をつづける。1938年、初の長篇小説となるWait Until Spring, Bandini(『バンディーニ家よ、春を待て』栗原俊秀訳、未知谷、2015年)が刊行され好評を博す。その後、長篇第二作Ask the Dust(1939年、本作)、短篇集Dago Red(1940年。『デイゴ・レッド』栗原俊秀訳、未知谷、2014年)と、重要な著作を立てつづけに刊行する。ほかの著書に、Full of Life(1952年。『満ちみてる生』栗原俊秀訳、未知谷、2016年)、The Brotherhood of the Grape(1977年)など。小説の執筆のほか、ハリウッド映画やテレビ番組に脚本を提供することで生計を立てていた。1983年没。