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遺作展「不如学」終了

 父、上條渓楓の遺作展を去る7月20日〜21日まで、池袋「オレンジギャラリー」で開催しました。

受付に飾った「不如学」

 父の遺作展をしようと思い立ったのは2月のこと。私の書道教室「桃李会」のメンバーにそのことを伝えると、みなさん協力していただけるとのこと。
 父が亡くなってから、ずっと気落ちしている母の反応が気になるところでした。「そんなことしなくていいよ」と言われるのが不安でした。けれど、いざ話してみると、とっても喜んでくれて、それまで何もやる気が起きないと言っていた母が、みるみる元気になって、手伝ってくれる桃李会メンバーに継ぎ紙を作って差し上げたいと言い出すほどでした。

 3月に入ると、父の残した作品をぜーんぶ出して、吟味を始めました。なにしろ200点以上の遺作があり、その中から皆さんが見て楽しんでもらえるものを厳選しました。
 会場は以前知り合いが展示を行ったことのある池袋駅にすぐ近いオレンジギャラリー。父の立ち上げ私も所属している書道会「日本自由書道連盟」が池袋にあることと、私たち家族もその近くに住んでいることから池袋で開きたいとおもってのことです。

 特設ウェブサイトやInstagram、Twitterアカウントも立ち上げて、知人、ご近所さんにも声をかけて。
 土日、2日間だけの開催でしたが、お客様が途切れることのない大盛況のうちに、無事終えることができました。

 父も喜んでいるでしょう、などと勝手なことをいいますが、関係者のみなさんの記憶に残るのが1番かと思います。
 その意味でも、良い展覧会になったかな、と思っています。

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