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硯を加工してみたら、案外楽に削れました
だいぶ以前、近所にリサイクルショップがありました。コロナ後になくなってしまったのが残念です。その店には、時々書道用品が並ぶ時がありました。
おそらく書道をされてる方が近くにいたのでしょう。雨畑の円硯が5,000円で出されていて、少し迷っている間に誰かに買われてしまいました。あれは惜しかった。なかなか良い硯だった。
そんな事もあり、時々そのリサイクルショップをのぞいていたのですが、ある時「那智黒」の硯が出ていました。ウェブで調べてみると何かの記念で作られた硯箱セットについていたもののようでした。それなりに古いもので、粗悪品ではなさそうなので購入することにしました。
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ただ、気に入らないのが海の部分が浅いこと。
まあ、このくらいなら自分で直せるだろうと思ったわけです。
削る道具は「印刀」。篆刻用の彫刻刀です。普通の印刀ではダメだと思い、超硬刃の印刀を使ってみました。するとこれが面白いように削れます。硯石は案外柔らかいのだなぁ、と再認識しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716472344455-uaJQsET2KZ.jpg?width=800)
約5mmほど海を深くできました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716472443515-esrAW6IwvT.jpg?width=800)
那智黒硯のすり心地はなかなか良く。和墨ならば、申し分なくおろせます。
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