見出し画像

学童の保育ってなんだろう?~生きる力編2~仲間の「輪」編~

こんにちは!うさぎの人です!
今回はシリーズ最終の仲間の「輪」編です!
どうぞ、お気軽にお付き合いください。


自然と浸透していくために

学童って、子どもたちにとっては慣れるまでとても大変な所。新入室の子どもたちは場所・人数・声にまずは圧倒されます!
自分より大きなお兄さん・お姉さんがたくさんいて、大きな声ではしゃいでいます。そんな環境で過ごす事になるのは、初めはすごく大変なのです!
ワンルームの中に共存し合う、1年生~6年生。
低学年の子は「怖い」と思ってしまう子も多いでしょう!その中の数人は初日から高学年に入り込む強者も確かにいますが・・笑
そんな学童だからこそ様々な「輪」が必要になってくるのです。
小さい輪を作ってから、徐々に大きく、たくさん作っていくのです。

どんな経験も必要だよね

まずは、もちろん同級生の輪が広がります。ですが、興味ある遊びの中では上の学年の子が下の学年の遊びに興味を持ったりして輪が広がっていきます!
学童にあるおもちゃの遊び方が分からず、自分たちルールで遊んでいる姿に見ていて耐えられなくなり
「あー、違う!違う!これはこうやって使うんだよ!!」
という教えてあげるよ感から、いつのまにか毎回一緒に遊ぶようになり、遊び仲間になったりもします。
「ちゃんとやってよ!!」と班活動の時に注意した際に泣いてしまった子に対して、謝ったりする姿。次の日にはお手本を見せながらやり方を教えてあげている姿があり、その数か月後には泣いていた子がおんぶをせがみ、飛び乗っている姿があったり、いつどこで子どもたちのコミュニティー「輪」が広がるかは分かりません。
もちろん、そういった子ばかりではありません。自分から声を掛ける子が苦手、集団が苦手、みんなでいるとしゃべるのが苦手など、そういった子たちも多くいます。それでも、得意な事・好きな事が同じ子たちとの輪は広がっていきます。支援員を通して新たな輪が広がっていく事もあります。
子どもたちの輪が繋がる方法は、本当に様々ですよ!大人の想像範囲を超えてきます!!

そこには「学童」という1つの大きな仲間意識が大きく影響しているのではないかと思います。
「食」「生活」「空間」を共に準備し、実行し、共有する事で自然と仲間意識は強くなっていくのだと思います。
これは、学校に通っているだけではそうはならないと思います。
同じ「食」を通して通じるもの。同じ「生活」行動を取る事での通じるものが少しずつ仲間意識を強くしていくのだと思います。
そして、その想いを持った高学年が低学年にルールや学童の仲間意識を無意識的にでも伝えていく事が行われています。その想いは北本でも50年間受け継がれてきているのだと感じています。
ケンカや揉め事、たまには口を利かない事も、殴り合いに発展しまう事も実に人間らしい出来事であり、成長には必要不可欠な事だと思います。
人の痛みを知り、お互いが相手の事を考えるきっかけになったり、その後の仲直りがあったり、すごく必要な事だと思います。
輪を作って、繋げて、壊れてもまた作り直す。子どもたちは、そうやって少しずづ大きく、強くなっていくのだろうと私は思っております。

まとめ
今回の「食」「生活」「輪」においては大人が手を出すべきこと、大人が引いて見守らなければならないこと。
それを近くにいる大人がきちんと判断しなければいけないと思います。そのためには、ただ子どもを見ているだけではいけないのです。子どもたち1人1人の気持ちを理解するような関わりが絶対的に必要です。大人の匙加減が重要なのです。
常にいる、存在だからこそ、今何を的確に正確に伝え、何を見守るのかということがなによりも大切になってくると思っています。
そして、子どもたちが自由に自ら考えて行動できる環境を与えていく事。
うさぎっ子クラブでは、そんな保育を50年前から実施しています!
これからも、子どもたちのために全力で取り組んでいきます!


では、また~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?