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真夏の夜の夢、「TAROMAN」

昨夜のことである。noteも無事更新できたし、
さてもう寝ようかなと思ったその時…#taromanというハッシュタグで何やら実況をしているフォロワーの姿が見えた。taro…man…タローマン…
聞いたことがあるようなないようなその響きに惹かれて、
タグを遡ってみると、なんと天下のNHKで今放送しているというではないか。

慌ててテレビをつけるも、すでに冒頭の奇獣登場シーンは終わってしまっており、なんだこれは…状態ががさらに加速することになった。
最初から見たかったな…とぼやいていると、親切なフォロワーさんがyoutubeで見逃し配信をやっているよと教えてくれた。

https://www.youtube.com/watch?v=io9M2jQmh5g

いつまでNHKがyoutubeで見逃し配信をやってくれているのか定かではないので、このリンクもそのうち無意味になっているかもしれないが、一応一話の見逃し配信(前編・後編)を貼っておく。

毎回岡本太郎の作品が奇獣(要するに怪獣)として登場し、それとTAROMANが戦ったり、戦わなかったりする。
もう百聞は一見に如かずというか、とにかく一回見てほしい。

体裁としては70年代の特撮番組という設定で作られていて、
画面比や画質も昔のアナログ放送のそれなのでこれは一体いつ放送されていたんだ…?と最初は戸惑うが、紛れもなく令和に作られているのである。

朗らかなオープニングで円谷プロと海洋堂が協力しているという衝撃の事実(?)も明らかになる。しかしこのオープニング、岡本太郎の名言からチョイスされた歌詞がかっこいいし、曲調も楽しいのですでにハマっている。(自分の中に毒を持て 自分の運命(さだめ)に楯をつけのところがお気に入り)

つい最近ウルトラマンとウルトラセブンを見ていたので、岡本太郎の作品発の奇獣のデザインもどこか愛らしくウルトラ怪獣にも通じるものがあるな…と思ったり、TAROMANのスーツアクターさんは手脚がスラッとしているなあと感心したりしている。

一話5分、本編後に解説つきでだいたい1時から10日間連続で放送するらしい。この解説も、TAROMAN再放送世代(????)のサカナクションの山口一郎さんが、TAROMANや岡本太郎作品への愛を語るというどうしちゃったんだよもうという内容。しかしこの解説もyoutubeの見逃し配信版には含まれていないので、できれば本放送でチェックしたいところだ。
今日も3話目が1時から放送予定なので、急いでこの記事を書いているという次第である。

この10日間の放送中に、日本のどこかで、寝付けずにおもむろにテレビをつけた人がなんだこれは…状態になっていることだろう。
今日の放送も、きっと起きてから、「あれはたぶん夢だったのかもしれないな、そうだな」と思ってしまいかねない奇想天外な内容だろう。
そう思うと少しワクワクしてくる。

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