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映画 西川美和監督「すばらしき世界」感想

久しぶりの投稿です。

今回は最近観た映画の感想です。

これがすごくよかった!!

物語は佐木隆三原作「身分帳」の映画化。

役所浩二演じる元ヤクザが出所し、カタギとして生きていく葛藤が描かれています。

確かに日本は、世界は、世の中はそうなっているという寓話性がすばらしい。世の中はデタラメで、そのデタラメを温存する現代の虚構の平和システムに飼いならされている現代人への疑問。ヤクザにもなれない半端者の醜い悪意。思わず嫌な世の中だと改めて実感しました。

あらゆる暴力事象は世の中に知らせるべきか、さもなくば自分で止めなくてはいけないという現代人への警鐘であると受け止められました。

現代の戦争、入管での虐待、学校のいじめ、あらゆるデタラメをどう防ぐのかをまざまざと突き付けられました。


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