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懐かしむまで

幼子の市松柄で成りきり顔

母を看た古き病院解体す

母を付き添った思い出の病院が取り壊されます。最期を看取ってもらった病院も閉院され2つの病院が統合し新しく医療センターとなりました。
そうやって一つ一つ新しく塗り替えられて、その風景も当たり前になってしまい少しずつそれまでの事を忘れてしまいます。記憶が曖昧になって…

けれど大切なことはそのままで。
そこで有ったこと、共に生きたこと
その事だけは胸の中に。
懐かしむにはまだまだ時間も必要なのです。