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2024.03.22 台湾探鳥 Taiwan birding ③阿里山1日目前半


朝5:30に起床して、6:30の新幹線に乗った。新幹線はかなりきれいで速かったです。そして台北からChiayi 高鐵嘉義站へ。ここから阿里山行きのバスに乗り換えます。バスの時間まで1時間ちょいあるので、駅の近くで鳥を見ることにしました。台湾鉄道のほうの嘉義站とは違って、あまり開発されていないのでいい感じの緑地や草地が駅の近くにも多々ありました。

高鐵嘉義站

駅のプラットフォームから、普通種のベニバト、ジャワハッカ、インドハッカに加え、台湾固有亜種のヒメアマツバメやオウチュウ、台湾では珍しいコウライウグイス2などが見られました。コウライウグイスは今回の旅ではここのみの発見でした。

ジャワハッカ
インドハッカ

どちらも台湾の平地では大変よく見られる外来種です。日本で言うムクドリのようなポジション。

駅の真下の街路樹にベニバト Red Turtle Doveのつがいが。既に営巣しているつがいもいました。小さくてかわいい。

ベニバトm
ベニバトf

タカサゴモズ Long-tailed Shrikeもいました。和名の由来である、高砂国(かつての台湾の呼び方)で見るのをとても楽しみにしていました。1月に関西でライファーしたけど、やっぱり本来の生息地だとじっくり観察できて良いですね〜。駅の近くには計5個体いました。警戒心は個体によって差がありました。

タカサゴモズ

草地にはセッカがいました。タイワンセッカを期待したけどいなかった…。シマアカモズの幼鳥も。街中にモズじゃないモズがいるのが面白いですね(笑)

シマアカモズjuv

そんなこんなで1時間15分ほど鳥を見て、バス停に並ぶことにしました。他にはリュウキュウツバメやカノコバト、シマキンパラ等がいました。

なんとかバスに乗れ、阿里山まで長時間揺られます。山道に入ると固有種のルリチョウが見られました。途中猛禽類がちらほら見えたのですが、同定できず…。台湾の猛禽はどれも魅力的なのでしっかり見たかった…。

阿里山國家森林遊樂區

阿里山に着きました。入場して道順通りに歩いていると、固有種のメジロチメドリがいました。遠かったのもあり、後で見られると思い写真は撮りませんでした。

カンムリチメドリ


少し行くとChaoping Station
沼平車站に到着。近くの桜の木には固有種カンムリチメドリ Taiwan Yuhinaが。

カンムリチメドリ

近くには固有亜種キバラシジュウカラもいました。見返したら全然いい写真が撮れていなかったので、要リベンジ!

キバラシジュウカラ


ヤブドリ

何か飛んできたので下を見ると、固有種ヤブドリ   Steere's Liocichla
数は多いですが、あんまり表に出てこないので観察はほんの少し難しい種です。

ヤブドリ

ビンズイ Olive-backed Pipitの群れも。近くでじっくり見たことはなかったので良かったです。

ビンズイ

続いて祝山觀日步道へ。環境としては固有種のタイワンサザイチメドリがいそうな薄暗い場所…!遠くから鳴き声が聴こえるような気もしました。この時間じゃ鳴いてないかな…。
すると、何かが飛び出してきました。その場で同定はできなかった(候補には入っていた)のですが、固有亜種ムネアカヒタキの雌ですね。

ムネアカヒタキf

山道を抜けて、Chushan Station 祝山車站までの道を歩きます。

すると線路に固有種アリサンヒタキが!アングルが悪かったので、写真は後々紹介します。

ニイタカキクイタダキ

アリサンヒタキはたくさんいて、地鳴きも多く聴こえました。アリサンヒタキを見ていると、固有種ニイタカキクイタダキ Flamecrestが!!とても楽しみにしていた種です。とくに雄のイタダキを見たかったのですが、見れず…。今回の台湾でもこの1回しか見られませんでした(T_T)またリベンジするぞ〜!

ニイタカキクイタダキ

アリサンヒタキ

ここで固有種アリサンヒタキ Collared Bush-Robinがじっくり見られるポイントを見つけました。台湾でかなり楽しみにしていた種なのでとっても嬉しかったです。いや〜〜〜美しい(´;ω;`)
初めて台湾に行きたいと思ったキッカケとなった鳥です。たくさんいたけど、なんだか感慨深い…。

アリサンヒタキm

前半はここまで〜!続きは後半へ!!
ご覧いただきありがとうございました。

後半はこちら↓


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