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2023.09.22 奄美大島 Amami birding ④田んぼなど

前回の記事はこちら↓


さて、夜探が終わり、4時間ほど寝ました。眠いけれど、高揚感に満ち溢れているし、体はそんなに疲れていません。(筋肉痛ならなかった) 奄美固有種を全て見たので、この日は田んぼに渡り途中のシギでも探しに行きます。そのため早起きする必要はなかったのですが、せっかくならアカヒゲを見てから行こうと早起き(8:00笑)しました。奄美に1日中いられるのはこの日が最後。何か成果を出したいですね〜!

宿から5分でフィールドなので8:00起床でもまだ間に合います。行く途中にルリカケス。

喉が乾いているのか嘴を開けている

個体数はほんとに多いですが、警戒心が高く写真が本当に難しい。またリベンジしに行きたい。

アカヒゲ

昨日と同じ場所にはまだアカヒゲがいた。だが、レックを解散した後なのか7羽ほどしか確認できなかった。暗い木の上を飛び回っているのを見つけても良いし、鳴き声(詳しくは↓の記事を参照)を手がかりに見つけても良い。かなり移動する鳥なので、動体視力がよければ簡単に見つかるだろう。

個人的には、シーシーという特殊音で気づくことが多かった。警戒心はそこまで高くないが、暗いところにいた(or日の出てない時間に活発)ため、撮影は難しかった。

アカヒゲ雄個体① SS1/160 f6.3 ISO2500 補正済

たまに少し明るいところに出てくるが、明暗差が激しくギラギラした印象になってしまう。また、同じ場所には留まらずすぐ移動してしまう。

個体② 1/250 f6.3 ISO1250 補正済
個体① 1/160 f6.3 ISO1600補正済

雨が降って気温が下がると、囀るのが聞こえました。ただ思った以上に雨は強くなり、すぐに鳴きやみました。……が!、雨が激しすぎて鳥の観察ができないほどに……目の前が真っ白に…傘を持っていなかったのでなんとかアカヒゲのいた木で雨宿り。それでもびしょびしょになりました(笑)

雨が止んでしばらくすると、至近距離で見られました。バスの時間が迫っていたのでこれを最後に、急いで撤収しました。

個体① SS1/125 f6.3 ISO2500

宿で急いで着替え、バスに乗りました。場所の特性上、具体的な場所名は控えますが、田んぼに向かいます。渡り途中のシギやリュウキュウヨシゴイが狙いです。

バスの中からシロハラクイナを発見。ああ飛んでしまった…。車の通行中でも鳥が見られるのが奄美です。

到着。さっそく狙いをつけていた田んぼに向かうと、セイタカシギがいました。

セイタカシギ

セイタカシギをじっくり見る機会というのは意外とない(当社比)ので、よかったです。

他には何もいなかったので、奥へ行くと…
何かが飛んだっ!!小さい。最初はカルガモかと思いましたが、目で追うとリュウキュウヨシゴイだと確信しました。やったー!!と同時にウー手強い……警戒心は高いし、ヨシゴイと同じくかなり小さいのです。そうこうしているうちに、再び土砂降り。幸いにも折りたたみ傘を持っていたので、びしょびしょにはなりませんでしたが、カメラはかなり濡れました…。傘をさしていると、遠くにカルガモとは異なるシルエットがいくつか飛ぶのが見えました。どうやらリュウキュウヨシゴイのようです。個体数はかなりいるようなんですが、撮るのはかなり難しそうです。①田んぼにいるのを遠くから見つけ、ゆっくり近づく。②飛んで移動しているのを撮る。のどちらかでしょうか。車がないので、田んぼにいるのを見つけて近づくのは難しそうです。そのため、②の作戦で行きます!

さすがに土砂降りすぎたので、木で雨宿りしました。雨が止むと、どこからかセイタカシギとは違う声が。すると、セイタカシギのいる田んぼに降りました。双眼鏡で確認すると、タカブシギのようです。個人的に、タカブシギとは相性がよく田んぼや海岸で毎年会う(笑)

タカブシギ


リュウキュウヨシゴイ

少し歩きだすと、目の前を赤い物体が通過!!リュウキュウヨシゴイだ!急いでカメラを構え、撮影します。ピントがなかなか合わなかったけど、途中から合焦してよかった…見事に作戦②成功です。綺麗な雄成鳥でした。いい鳥ですね。もっとじっくり見たいなぁ…あのイカれた虹彩がたまらん。

リュウキュウヨシゴイ雄
雨覆……✨

その後もいろいろ歩き回ると、タカブシギは6羽、セイタカシギは4羽いることが分かりました。シロハラクイナも見られました。

少し逆の方へ行くことにしました。すると、ツメナガセキレイを2羽発見。鳴き声で分かりました。

もう少し移動すると、コアオアシシギが飛ぶのが見えました。飛んだ方向は比較的近くでしたが、気づかずに飛ばしてしまいそうだし、めんどくさいしで行きませんでした。

コアオアシシギ

セキレイがやたらといる田んぼを発見。ツメナガセキレイが同時に最高6羽見られました。おそらく先程の2羽も混じっているでしょう。

ツメナガセキレイ

その後はイソシギや、バンの幼鳥を見ました。疲れたので帰ることにしました。

タテハモドキがきれいでした。

タテハモドキ

バスに乗り込んで、宿に帰るとお腹が空いてきました。せっかくなので、おすすめしたもらった鶏飯を食べようと思い、自転車で移動。大学生からすると結構高かったですが、美味しかったです。遠征中、パンやカップラーメンで凌いだので自分にご褒美です。

鶏飯
鳥刺

夜探をすることもなく、早く寝ました。翌日は早いもので奄美最終日。

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