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スチルもビデオも(ついでにコスパも)イケてるカメラにたどり着いた(Fujifilm X-T3)

やぁ久しぶり。最近あったかくなってきたと思ったら酷い花粉症と鼻風邪を同時に患ったGadget Yakuzaだ。

子供の頃は「薬?甘えてんじゃねぇよ!」と言わんばかりの勢いで外を駆け回っていたものだが、近頃は現代医薬学のありがたみを痛感している。今の私にはイブプロフェンも抗ヒスタミン剤も生活に欠かせない。作った人コンソメの粒を作った人の次に尊敬してる。

、、自分がナーフを喰らったとは思っていない。自分の体調を見極め適切な対処を取れるのは大人の強みだ、、引くことを覚えた私は強いぞ(大人の威厳)

さて、今日はタイトルのとおり、写真も動画も高い次元で撮影をこなせて、さらにはコスパに優れるカメラにたどりついたのでぽつぽつと語ってみる。

私が今回導入した機材はFujifilmのX-T3だ。
理由は中古で10万円弱で10bitの内部収録に対応しているから。

10bitで内部収録できると何がいいのか。動画の色をいじるときに破綻しにくいのだ。大体のカメラはこれよりも色の情報が少ない8bitというので記録されるか、10bitで収録できても大体カメラにSSDやらHDMIを通して撮影を記録できるモニターやらを接続しないといけなかったりする。

一方、X-T3が記録できる輝度情報は4:2:0と結構間引かれたデータにはなるが、人の目は結構その辺に寛容みたいで4:2:2とか4:4:4のデータじゃなくてもそんなに気にならんらしい。もしもっと敏感なら私の財布が消滅してついでに追い剥ぎにあったみたいにフルチンで動画撮影することになっていただろうからありがたい。

さらっと話したが、今流行りの「自分好みに映像の色を変える」カラーグレーディングというやつには、何bitで記録できるかが割と重要。
ちなみに何bitだとか4:2:0だとかの数字はセットで話題に上がることが多いが、色にこだわるなら上にもある通り基本何bitで記録できるかだけ気にしていればいいと思う。Log撮影ができるかどうかは個人的に二の次である。前者を満たしていればたいていLog撮影のオプションも付いている。

巷では「Log撮影できるよ!シネマティック!Vlog!みんな好きでしょ?」っていいながら8bitでしか収録できないカメラを中古のX-T3と同じ値段で売るメーカーもいるらしいが(一体どこの「ナニー」だろう?)

まぁ、ユーザー側もメーカーの言う通りだと思って人におすすめしたり買ったりしてる人が多いので誰も突っ込まないのなら良いのだろう。大体動画の色をいじるのにどうのこうのとか言ってる人がどれだけいるかと言う話だ。

……意外と10bitでの撮影をカメラ内部で完結できるカメラでコスパのいいものは少ない。大体フルサイズ機だし、総じて25万〜程度する。(マイクロフォーサーズのGH5などは10bit内部収録に対応してたと思う。一部機種では機能制限がかけられており、何万円かするアンロックキーを追加購入する必要があるらしい。ソシャゲか?)

X-T3と同価格帯で張り合うのはBlack Magic Pocket Cinema Camera 4Kぐらいか。というかこっちの方がシネマティック動画大好きっ子の皆には有名だろうが、BMPCC4Kはオートフォーカスが無いも同然だし、バッテリーもクソ雑魚ナメクジでRAWで撮影ができるけど肝心のRAWデータは重たいという使いどころを選ぶカメラだ。あとシネマカメラと称するだけあって写真撮影には絶望的に向いてない、というか設計の段階でそもそも考慮していない。私はたまにポートレート写真を頼まれることもあるため、写真は撮れて欲しい。(なんてわがままなんだ)

まぁ、いろいろボロクソに言ったように聞こえるかもしれないが、しっかりと環境を操作できるような撮影であればBMPCCは無類の強さを発揮すると思う。特化した性能のカメラだから汎用性が低いと言うだけの話だ。

その点X-T3は汎用性という面においてクソザコバッテリーを除いた大体全ての私が求めるスペックを満たしている。4Kでの動画撮影はもちろんのこと大体の解像度でクロップされないだとか、細かい点もクリアしている。
あと何気にSDカードスロットが二つあるのも嬉しい。

……以前X-T1というX-T3の型落ちモデルを所有していたのだが、操作系は以前よりもだいぶ改善されている印象。例えばX-T1ではISO感度のアナログダイヤルが中央のスイッチを押し込みながらでないと回せなかったが、X-T3はスイッチが切り替え式になってISOダイヤルの操作性が向上した。

X-T1のように押し込みながらスイッチを回すタイプだとファインダーをのぞいている時にいちいち構えを解かなければならず、非常にストレスになる。

…Fujifilmは比較的こだわりの強いメーカーのイメージがあるが、この時は操作系に迷いがあったのだろうか。世間一般には初期のFujifilmミラーレスはAFの遅さでコケたとかどうとか言う話があるが、個人的には先ほどのような未完成な操作系のほうがよっぽど気になる。ちゃんとテストしてたんか…?

グリップは相変わらず浅い。Fujifilm機のフィルムカメラライクな見た目は強いこだわりなんだろうが、個人的にはグリップをおろそかにするのは好きじゃない。スナップ特化で単焦点レンズをメインに使うようなカメラなら問題ないが、近頃動画性能も意識しているX-Tシリーズのグリップがいつまで経っても浅いままではレンズの選択肢が物理的に狭まる。いくつか試したが高倍率ズームレンズの時点ですでに結構きつい。

……まぁグリップ付きのLブラケットなりケージなりを買えば解決するのだが、純正レンズなのに他社製のアクセサリーを買わないとレンズヘビーになるのは正直どうなんやと思っている。X-T3はバッテリーもグリップも貧弱なので私はバッテリーグリップを購入した。デカくなるのでちょっといやだが、弱点が二つ同時に解決できるから大目に見ることにした。

でもグリップ軽視の流れはfujifilmに限った話ではない。SNYのα6000番台なんかは6500だとか6600だとかの上位機種を除いてやたらとグリップが浅い。全部浅いならまだ納得できるが一部はちゃんとグリップが付いてるのがまた腹立たしい。「グリップがない?じゃあ上位機種を買おうね!」……モノを売るってレベルじゃねーぞ!!

写真性能に関してはこのクラスのミラーレスともなるとまぁほとんど文句はない。というかRAWで撮ってしまうとどのカメラも大差ないと思う。フィルムシミュレーションは楽しいけど結局いじってしまうことが多いのであまり意味がなくなってしまっているので最近はjpeg撮って出しもちょっと意識してはいる。(競うなッ!持ち味をイカせッ!!)

まぁそんなところだ。まとまってなくて読みづらいかもしれないがそもそもがドギツイオタク(ちょっとパラドックスポケモンみたい)の独り言みたいなnoteだしよしとしよう。

………余談だが私はここ三年ほどで7台くらいカメラを買い替えている。確か今回で8台目だ。───ここまであらゆるカメラを使ってきた人間のいうことなら話にも信頼性が生まれてくるだろうと思って打ち明けたが、これが一介の大学生の行動と考えるとただの頭のおかしい人でしかない。し、基本的にはその認識で間違いない。これについてはまたいつかの記事で語ろうと思うけど、文章書くのはともかく、なにせ写真を漁って見つけ出すのがだるいのでいつになるやら…誰かのためでもなければ売り物にする目的でもないので全然やる気がわかないのだ。

今日はそんなところだ。じゃあ、またいつか。


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