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【シリーズ】ふわっと学ぶカメラ雑学#1 「レンズ性能が上がってきた今だからこそ知っておきたい“収差”の話」


カメラのレンズには大なり小なり「収差」というのがあるらしいね。

収差にもいろいろな種類があって、「歪曲収差」だとか「色収差」「球面収差」「非点収差」とかがあるよ。

大まかに言えばレンズが集めた光が屈折して起きる画質を劣化させる現象の総称を収差と呼ぶんだと。

カメラのレンズは中に何枚もの種類の違う硝材(レンズのガラス部分)を挟んで収差を補正していて、基本的には硝材の枚数が多かったり、特殊な硝材(EDガラスなど)を使っていたりしていると値段は高くなっていくし、その分収差も補正されて画質が高くなる傾向にある。

デジタルカメラが普及した今は敢えて収差を残しておいて撮影する時にボディ側で電子接点からレンズ情報を読み取って収差(主に歪み系の収差など)を電子的に補正することで硝材の枚数を減らしてコストを下げたレンズもあったりする。
ついでにレンズを小型化できるメリットもあったり。

でもこう言う電子補正はレンズが純正じゃないとダメな場合が多いから注意ね。

だからといって必ずしも純正品にこだわる必要も実はなくって、いくつかの写真編集ソフトにはレンズの収差を補正するプリセットが備わってるから(adobe lightroomなど)

現像や編集の手間を惜しまなければ、オールドレンズや他メーカーのレンズでもある程度高い画質の写真を生み出せるから上手く活用しようね。

流行り的にオールドレンズとか時代的に収差の補正が完全でないレンズで撮った写真をあえて補正しないのもアリらしい。(「味」ってやつ?)

2014年以降のSIGMA製レンズや2016年以降の各社レンズはめっちゃ性能よくなってるから、電子補正と合わせて、新しいレンズを買えば今は大体収差に関しては気にならないんじゃないかな〜(高いけどね)

まとめると、、
最近のレンズは大体収差気にならないけどオールドレンズ使ってみたい!とか、中古で少し古めのレンズかいたい!とかならちょっと収差気にすると良いかも〜

今回はこんなところで。じゃあばい!

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