時給と今月のバイト代くらい意味が違う

2021年12月25日 09:59

2021.12.24

日記

昨夜は雪が大量に降って固まっていたので道ががたがただった。帰宅時のバスが左右に揺れた。

今日は金曜日だ。でもみんな落ち着いて。今日はプレミアムフライデーじゃないよ！

「（自分にはできない）普通のことができる人を褒める」のは「普通のことができない自分は普通のことと引き換えに素晴らしいことができる」というアピールだと思っている。たとえば「単純作業を延々とできる人は偉い」なんかは「俺はクリエイティビティに溢れているから単純作業ができない」という意味だ。

よせばいいのに「（よくそんなつまらないことを真顔で延々とできるな）」みたいなニュアンスを込める人は特にそう。

あるものまね芸人さんが「容姿いじりがなんでも否定されるようになってつまらない世の中になった」みたいなことを言っていた。

まず「容姿いじり」という言葉が逃げではなかろうか。「いじり」と表すことでたいしたことをしていない印象を与えようとしている。その先には「いじめじゃなくていじり（だから許される）」という莫迦の餌みたいなフレーズが待っている。

もし「容姿いじり」とやらを封じることでつまらない世の中になるんだったら、それは単に笑わせる側の圧倒的な力不足だ。笑わせる側がその程度でプロを名乗れるのならつまらない世の中になるのも当然のことだろう。

テレビでフィンランドの食事を紹介していたんだけど、その中にトナカイの肉が含まれていた。きっとサンタクロースといっしょに世界中の子どもたちにプレゼントを配ったトナカイさんたちだ。

電圧のことを電流という間違いは異次元過ぎて理解できない。そこまでではないが、電力と電力量の混同もたまに見かける。電力と電力量は「"時給"と"今月のバイト代"くらい意味が違う言葉だ」と言えば混同することの深刻さが伝わるだろう。

いろいろあるよ、いろいろね。

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