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通り抜け禁止のジレンマ

2024.07.26 / タイトル画像は "ヤマアラシのジレンマ"(出典:いらすとや)


日記

月がとっても靑いから自転車で出勤した。今シーズンの自転車通勤は73日め(73/79)。

フェイスブックを見てたらフランス語ができる元同僚がオリンピック関係の仕事でなんとナントに行っていた。ちょくれ〜(これはナントの勅令とかけたとてもおもしろいユーモアです)。

ジレンマ

「暑い日の自転車のジレンマ」というのがあると思っている。

多少暑くてもある程度の速度があれば風で涼しくなる。ただ、そのために頑張って動くと体が熱くなり自転車を降りたときや信号待ちで阿呆みたいに暑くなるし、力を使わずにのんびり漕ぐと走行中の涼しさが得られない。

というジレンマだ。解決策はない。

他にも「通り抜け禁止のジレンマ」というのもあると思っている。

「通り抜け禁止」の看板は私有地等の通り抜けをしようとする人に対して、禁止することはできなくても、拒否していることを伝えるという点では一定の意味がある。しかしその看板があることによって「ここを通り抜けすることができる」ということが知られてしまう。

というジレンマだ。解決策はない。

トリレンマ

ジレンマは二者択一の窮地だが、三者択一(あるいは三者のうち一つを諦める)の窮地を表す言葉もある。トリレンマだ。ただ私はこのトリレンマという言葉を「国際金融のトリレンマ」以外で聞いたことがない。国際金融のトリレンマは "為替相場の安定", "金融政策の独立性", "自由な資本移動" のすべてを成立させるのは難しく、どれか一つは諦めなければならないというトリレンマらしい。言葉は知っていたが意味は知らなかった。きっと明日には忘れる。

他にもないかと調べたら「3Eのトリレンマ」というのがあるらしい。エネルギーの供給安定性、環境適合性、経済成長の3つを同時に成り立たせることが難しいというトリレンマのようだ。おそらく解決策はない。

なお意味を勘違いしたのか意味を知らずに拡大解釈したのか、トリレンマという言葉を「三重苦」という意味で使っている場合もあるようだ。理解というのは阿呆でも理解できる低い方に流れる。

あるだろうと思って検索したらテトラレンマやペンタレンマという言葉もあるようだ。


それでは、また明日。

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