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「ジャニーズ並みの取材規制”の大手プロが悩む、チャリティーイベント報道」

2011年4月某日の『サイゾーウーマン』に「ジャニーズ並みの取材規制”の大手プロが悩む、チャリティーイベント報道」という記事が掲載されました。これは芸能事務所・レプロエンタテインメントに関する悪評がメディアに載り始めた最初期の記事です。現在はこの記事は削除されているのですが、以下のブログに転載されているので全文、引用致します。

「ガッキーが自転車であなたの街に!」 

 長谷川京子、新垣結衣、川島海荷、またモデルの吉川ひなのやマリエらも所属する芸能事務所・レプロエンタテインメント(以下、レプロ)が、東日本大震災の被災地支援「レプロ・ハピチャリ募金部」発足を発表した。被災地を除く日本全国を、所属タレントたちが自転車に乗って募金活動を行うという大プロジェクトだ。しかしこの件について、芸能マスコミの間では早くも不安の声が上がっている。

レプロはジャニーズ事務所並みに取材規制が厳しいことで有名なんです。映画の記者会見やファッションショーの取材に関してNG媒体も多く、板挟みになるイベント代理店はいつも悲鳴を上げていますからね」(ウェブサイト記者)

 レプロはオフィシャルサイトのトップページに音事協(タレントの肖像権を管理する団体)のリンクが貼られていることでも分かるように、ことウェブサイトでの写真掲載の規制が厳しい。記事の内容以前に、大手出版社・テレビ局の系列であってもウェブサイトという時点で取材を断っているほどだ。

とはいえ、その選定基準もあやふやなのが一番の問題です。私が担当しているサイトには普通にレプロのタレントの写真が掲載されていますが、競合サイトのカメラマンと話をした時には『ウチはレプロの取材は全NGだから』と愚痴っていました」(前出記者)

 この強引な取材規制、一言で言えば「言うことを聞かないメディアは相手にしない」というところか。同社のバックには"芸能界のドン"が控えているとも言われており、取材陣としてもあまり強引なプレッシャーを掛けられない現状という。

 そんなレプロが立ち上げたチャリティープロジェクトは、大規模な野外募金イベントだ。当然取材対応を行うシーンもありそうだが、そこに果たしてどこまで規制が入るのだろうか。実際に募金活動を行うのは新垣や川島など取材陣が集まりやすいメンバーだが......。

そもそも『チャリティー』と謳っているにもかかわらず、取材NGを出すということ自体がおかしいんです。『ここには宣伝してほしくない』という感情を挟むということは、単なる売名行為であると認めているようなものですし、それなら大規模なイベント自体やらなければいいという話になる」(芸能プロ関係者)

 メディアの中にはNGを食らってもゲリラで撮影などを行う強者も存在する。さらに野外イベントともなると、一般ファンやカメラ小僧との区別も付きづらいだろう。取材対応中、間違って一般ファンを追い返してしまうような事態になってしまわないかと不安が募る一方だ。せめて善意で始めた募金イベントくらいは、被災者の気持ちになって"敵対関係"にあるメディアとも手を取り合ってくれればいいのだが......。

サムネはレプロエンタテインメントの旧ロゴより

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