見出し画像

究極のセンチメンタリズム

源氏物語にて紫の上の崩御直前の様子を萩の上露と表現している。

なんともまぁ、悲しくも美しき風流であろう。

今朝の朝刊のコラムからの引用であるが、
今年は夏が長く、例年のこの時期には彼岸花は咲いても萩の花は散るのが通例ななかまだ咲いていると。

本日は彼岸の入り、偶然今朝目覚めたときに亡くなった祖父母を思い浮かべたが、それは偶然でもないかも知れない。
萩とともに迎える彼岸は、変異の年が成せる偶然かも知れない。

源氏物語含め、そんな風流をドナルド・キーン氏は愛でたという。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?