DANGER DANGER〜Under The Gun 4 七味とうGらし 2020年11月28日 19:27 我々が日本でリアルタイムに目の当たりにした80年代後期に流行ったアメリカでMTVを中心に一世を風靡したジャンルはLAメタルと呼ばれた。代表的アーティストの多くがロサンゼルス出身もしくはロスで活動をしていたからである。例えばモトリークルーとかラットとかドッケンとかポイズン。それをアメリカでは当時の彼らの髪型を決めていて、中には見掛け倒しで中身がないバンドもいたことから、ヘアメタルという蔑称があった。近年日本でも当時のジャンルをLAメタルというよりヘアメタルと呼ぶことが増えている。モトリークルー、ドッケンは楽曲や演奏がしっかりしていた印象。ポイズンは少しその蔑称に近い位置付けのような気がしないでもない。ポイズンも悪くない曲もあるが基本的にパーティーロックだし、演奏ははっきり言って中の下。ドッケンのジョージリンチのような凄腕とは全く別。ラットはまぁドッケン寄りだが、私的にはその中間に思える。モトリーも演奏的にはラットに近かったが楽曲は良いものが多い。このヘアメタルバンドは日本でも90年代以降に流行ったビジュアル系バンドと意味合いは近い、日本でも同じビジュアル系といっても玉石混淆だったようにアメリカのヘアメタルもしくはLAメタルも玉石混淆ではあった。ヘアメタルは必ずしもLA出身だけではないようで初期のボン・ジョヴィやスキッドロウ、そしてこのデンジャーデンジャーなども初期ボン・ジョヴィの系譜で、確かに初期のジョン・ボン・ジョヴィやリッチー・サンボラは髪型をビデオ意識してキメてたから、彼らも音楽性や活動エリアを別としてヘアメタルと呼ばれることもある。ただ初期ボン・ジョヴィ系は歌謡曲メタルなどとも揶揄されてましたので、ゴリゴリのメタラーからは軽く見られてもいた。とはいえ歌謡曲ってメロディアスという肯定的要素も多いわけでした。この動画の曲はまさに典型かと思います。 #80年代 #80年代洋楽 #LAメタル #ヘアメタル #グラムメタル #80年代後期ハードロック #ヘビメタは蔑称 #ヘアメタルは明らかに蔑称 4 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート