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枠内の自由

このCOVID19禍でオンライン会議、主にZOOM会議はすっかり定着しましたね。

仮にワクチンが行き渡り人類がコロナに勝利した後も
このオンライン会議はなくならないと予想します

3回に一回、もしくは10回に一回くらいはダイレクトに顔を突合さた会議を開き、残りはオンラインというのが適正バランスではなかろうか?

私はオンライン会議が始まるこロナ前でも本会議のあと、小さなセクションで構成員を集めて打ち合わせは行なっていた。

これがオンラインになり、むしろオンラインはそういった小さな会を行うのに適している。

画像資料も映しながら話せるし、リアルより便利なくらいだ。
そりゃそうだテクノロジーですから。

このnoteでもnote開始して間もないころ私の主催するZOOM会議の内容は記してきた。
発表者にダメ出しを一切せずとにかく褒めて活力を与える会や
仕事において雑談は重要な要素であり、私による雑談講座など

なかなか面白い企画を展開出来た。

私にとっては仕事仲間参加型のYou Tubeのような楽しみであった。

これが上司にも好評を博し、上司がレギュラーの会議でもこの形式を取り上げた。

自由にディスカッション、ディベート、ブレインストーミングしなさいと。

ただテーマは決められている。

お題が与えられている以上は完全自由ではなく組織の趨勢に従わざるを得ない。

また、ディベートの中では革新的な意見が出ても帰着点は決まっており結局、会社に忖度した結論でまとめざるを得ない。

私に言わせるとこれこそ不毛。

自由の衣で装ったガチガチの思想統制である。

会社なので自由はその枠内に収められければいけないのもごもっともだが、

それでは斬新なアイデア、革新的なイノベーションは生まれない。

少し前にイノベーションチームという部署が社内に出来たが、当初はイノベーションでも直に会社の論理に従わざるを得ない中途半端なものに変容し、数年して空中分解した。

どこの会社にもあろうが、トップより5カ年計画なるものが当社でも先日、出された。

革新的な内容はハッキリ言ってないと感じた。
SDGsやDXなど流行りの用語が並んでいたが、それはもう既に古くなりつつある概念で斬新さはない。

それを批判したいわけではない。
企業経営は実験室の遊びでは済まされないから、現実的にはなる だろう。奇をてらう必要はないし、荒唐無稽なだけで中身スカスカなものよりはマシ。

私は真のディスカッションとして考案したのが、

ロールプレイングというかシミュレーションといか、「もし自分が会社のトップだったら」を想定してどういった5カ年計画を立てるのか?荒唐無稽でも構わない、しかし、それを聞いた全社員が納得するにたる理論的根拠を有している説得力が必要

そして少人数ZOOM会議でメンバーがそれぞれそのロールプレイングを行い、根拠も示した上で、では具体的に何を社員に実行してもらうのか?その実行させたいミッションこそが今現場にいる我々が実践してとてつもない成果を出せるとしたらワクワクしませんか

そんなアイデアを創り上げ数人のメンバーにとうだろうか?と相談した。
私の熱意はスケールが大き過ぎて彼らにはピンと来ないというのが実際の反応。

一人はトコトン洗脳されてるのか、現実を見過ぎているのか、
「テーマは面白いと思いますが、ひとつ上の上司は面白く思わないのでは?会社に逆らってると捉えられるリスクも」と述べていた。

それはその通りだが、そんな社風は会社の発展性への阻害要因と捉えられるから私の発想であるが、なかなか小泉純一郎的な改革は抵抗勢力に阻まれて難しいと感じる。

従来型のサラリーマンの要領の良さは結局、方針への忠誠、忖度ら迎合であったのだが、それではそもそも仕事はつまらないですね。

私の社長だったらシミュレーションは決して目新しいものではないだろう。一つ上の視点で今の仕事をすると上手くいくという理念は昔からある。

しかしこれくらい壮大なテーマで抵抗勢力に煙たがられようが無邪気に会社には決してマイナスにならないことを喜々として行うことで報われる瞬間は訪れよう。

これは変革の今だからこそ、その賭けに乗るべき発想であると感ずる。

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