理想の会社経営
半沢直樹や織田裕二の『SUITS』を見ているとあれらは物語だからデフォルメされたヒーローが存在し、現実にはないと思わざるを得ないが、
そこで描かれている組織の実態、腐敗は現実の社会、会社でそこかしかこに存在するのではなかろうか?
半沢は「仕事は顧客のため、ひいては社会のためにするものだ、自分のために仕事をするとおかしくかる」と述べていたし、
織田裕二扮するやり手の甲斐弁護士も、所属する法律事務所トップの鈴木保奈美扮する幸村代表から
「彼はズルいと思われる誤解されやすい性格だけど、彼ほどクライアントまたはファームの皆のことを気にかけている弁護士はいない。彼にはハートがある」と模擬裁判でヒールぶっている彼の本当の強さ、良さを説明していた。
つまり、半沢直樹や甲斐正午の真逆な自分本位で人に対する思いやりや誠意のない人間が今の日本では増えてしまい、(バブル崩壊後の失われた10年やリーマンショック、神戸淡路大地震、東日本大震災、熊本地震他自然災害などの打撃で経済と企業は窮地にたったから、非情に、非道になるのも致し方ない面も否定できないが)
結果、多くの組織や政界は腐敗している。特定の企業や政界人を名指して否定するつもりはないが、公職選挙法違反などはまさしく腐敗の典型であろう。
現実の世界で半沢や甲斐のような信念を貫いたら青臭い等の表現で組織に抹消されるのはほぼ間違いないが(彼らのような能力や強さや弾を打たれても当たらない物語特有の運の強さは現実にはほぼなかろうから)
ともあれ、今は属する企業でも会議体はオンライン(ZOOM)で在宅テレワークになっている。
ZOOMで私主催の小規模のミーティング(勉強会)については2ヵ月半ほど前にこの場でも語ったが
昨日の開催お題目は最近、『成績を上げているルーキーの飛ぶ鳥を落とす勢いの秘訣を本人に語ってもらいましょう』そして先輩の我々からはダメ出しは一切せずべた褒めして本人に気持ち良くなってもらおう。そういった趣向の会議を約20分で開催した。
ともすると旧態依然とした企業の会議は全体の成績をあげる為に上位者は誉めて、下位者を叱責・罵倒の見せしめをして恐怖で縛り緊張感を高める内容の会議が多いのではなかろうか?
今の世相はパワハラやブラック企業と叩かれてしまうからそこまで極端なことをやっているところは減っているものの、形式はマイルドになっても評価で下位のものは煮え湯を飲まされるから、実態は少し前となんら変わっていない組織は多いと思う。
北斗の拳でも乱世を治めるのは絶対的力で恐怖による統治の拳王ラオウの力が必要。
しかしその先に必要なのは愛や優しさのあるケンシロウの存在というストーリーであったが、
冒頭の半沢直樹やスーツseason2のように仕事において大事なのは相手に寄り添い、信頼関係を築くこと。
故に今回私が開いた会議はひたすら、全員が楽しく、肩の力を抜いて、気持ちよくなることを主眼に開いた会であり、
私が組織のトップについたとき真っ先に改革したい内容である。それを小さな場であれ具現化出来て嬉しい。
会の主催者である私は半沢や甲斐の話を引合いに出し(しかし今の若者はネットばかりでテレビを見ない世代だからテレビっ子の我々アラフィフ世代と違いドラマもあまりみなく、ジェネレーションギャップも感じたが)
先に述べた仕事は相手に対する気遣いと信頼関係が根幹、この先AIに人間の仕事が取られてもその部分はまだまだ人間に一日の長があろうから、そのマインドを磨くことがこの先最低10年は生き残る秘訣では?と割と月並みながら締めました。
私の理想な会社経営は以上である。甚だ理想主義的で青くさいのかも知れないが、、
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