【障がい者雇用】定期面談のすすめ
こんにちは、さとうまきです。
人材会社の中で、【社内講師】 【障がい者雇用】
を担っています。
また、9歳の娘&5歳の息子がいる【ワーママ】です。
社員教育・障がい者からの学び、ワーママの工夫など共有しています。
===
今日は 【障がい者雇用】 です。
障がい者雇用をしていく上での企業側のサポート方法はいろいろありますが、
最低これだけは!というものを1つ挙げるとすると、
「定期面談」だと思っています。
その名の通り定期的に面談をすることで、
私のいる事務センターでは、「月に1回、管理者と」と決めています。
時間は、1時間が望ましいと思いますが、
その時間が取れない場合は30分でも良いと思います。
面談が必要な理由
障がいのある方は、日々の「満員電車に乗る」「出勤をする」「人と協力しながら仕事をしていく」ということに負荷を感じる方も多くいらっしゃいます。
ストレスをかかえやすかったり、
そのストレスをかかえた時に、自分なりに努力して対処をされている方、
仕事の進め方や管理者側からの依頼方法への不満、改善要望がある方、
さまざまいらっしゃいます。
そういったことの吐き出しやガス抜きは、
精神的に健全な状態で仕事をしていくために行うのが、定期面談です。
「心理カウンセリング」ではないので、
仕事以外のことに対するたわいもない話や、
仕事に対する今の感情・考えを聴く時間になればじゅうぶんと思います。
面談内容
1.近況の確認
「前に話していた語学の勉強、最近できてる?」
「この前言ってた旅行、どうでした?」
などたわいもない話で良いです。
人にもよっては、「端的に用件だけ話したい」という人もいますが、
たいていの方は面談でのちょっとした雑談が、
緊張感をほぐすことにつながります。
2.お仕事の状況確認
「最近どうですか?」という質問から始めると、
本人が話したいものから話してくれます。
もしこのような抽象的な質問だと答えにくいという方であれば、
「今の仕事は慣れてきましたか?」
「やっている仕事でおもしろいと感じるところはありますか?」など、
少し質問を限定的にしてあげると良いでしょう。
ここで、今の仕事に前向きに取り組めているのか、
何か不安や不満などネガティブな要素がないかを確認していきます。
定期的に面談を続けると、
「先月、○○の業務が覚えづらいと言っていたけど、あの後どうですか?」
「前の面談で、○○の業務のやり方について話し合いましたが、その後新しいやり方でうまくいってますか?」
など、「前回の続き、進捗確認」ができます。
その会話が増えていくと、点ではなく線で面談を進めていくことができます。
3.今後の行動につながる内容
次の面談までの1ヶ月間、どんな過ごし方をしたいか、ということを話します。
「今月はここを頑張ってみたい」
「今のツールが見にくいので、改善修正してみたい」
という本人のアクションにつながることもあれば、
「○○さんとの関係がギクシャクしてしまっていることについて、私も一度本人と話してみるね」
「体調が落ち着くまで、1ヶ月出勤時間を1時間ずらしていこうか」
など、管理者側のアクションや働き方の変更の話になることもあります。
大切なことは、
・話を聴いてもらった、わかってもらえた
・その結果、改善につながる兆しが見えた
ということだと思います。
お互いがお互いを理解しながら、
それぞれ気持ち良く進めていくいくために、
ぜひやってほしいのが、この定期面談です。
ご参考になれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?