見出し画像

白昼夢

心にぽっかり穴が空いたような

脳に晴れない靄がかかったような

そんな毎日を過ごしている

「先の見えない将来が不安」とはよく言うが

もはや今の自分自身すらはっきりとつかめないまま 日々が消費されていく

不満、嫉妬、焦燥、怠惰、諦念、

数多の感情が脳内のパレットに広がり、混ざり合って

キャンパスの上で「虚無」という一色になる

例えこの空間に救いの蜘蛛の糸が垂らされたとしても

糸を伝って這い上がった先で、何が私にとっての救いなのかわからずに

そのまま手放して真っ逆さまに元通り


ああ誰か、こんなどうしようもない人間を

生まれ変わってもまた同じような人生を選ぶであろう人間を

どうか赦してはくれませんか


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?