『7つの習慣 人格主義の復活』第7の習慣「刃を研ぐ」ポイントまとめ&レビュー

第2の習慣までとミッション・ステートメントの作成までレビューしましたが、第3の習慣はこちらの『最優先事項』で詳しくレビューしてるので改めてレビューはしません。
第4~第6は公的成功のための習慣ですが、まずは私的成功が形にならないと公的成功に繋がらないので、第1~第6に共通に影響する第7の習慣を先に読んでレビューしたいと思います。

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第7の習慣は人間の4つの側面(肉体、精神、知性、社会・情緒)の刃を研ぎ再新再生させるための習慣である。
これは第Ⅱ領域の活動であり、主体的に実践しなければならない。

【肉体的側面】
週に3~6時間の運動をあらかじめ時間を確保すること。
ストレッチ→有酸素運動→ついでに筋肉に負荷をかける運動を少し
これを習慣化できれば自信が付き、自尊心や誠実さが大きく変わる。

【精神的側面】
人間の核でありきわめて個人的なものである。
その再新再生の方法は人によって違うものである、時間を投資しなければならない。
ミッション・ステートメントを書いておけば、見直して決意を新たにすることができる。

【知的側面】
より大局的な問題や目的、他者のパラダイムに照らして、自分の人生のプログラムを見直す能力を伸ばすことが教育の定義である。
だからいろいろな本を読み、偉人の言葉に接することが大切である。
本を読むときはまず理解に徹しようと思いながら読む。
文章を書くことも効果的である。
1日1時間をこれらのことに使うだけで私的成功という大きな価値と結果を得ることができる。

【社会・情緒的側面】
私的成功・公的成功のスキルを身につけていれば、普段の生活で人と接する中で十分にできる。
そのためには心の安定と、それが他社から渡された脚本ではなく自分自身の内側から生まれるものであることが重要である。
自分の生き方が正しい原則と価値観に一致していて初めて得られる。

この4つは全てバランスよく磨いていかなければならない。
1つでも疎かにしたら他の3つに必ず悪影響が及ぶ。
個人だけでなく組織も同じである。

逆に、1つの側面でも磨けば他の側面にもいい影響を与える。(シナジー)
1つの習慣が改善されると他の6つの習慣を実践する力も高まる。
だから毎日少なくとも1時間は、刃を研ぐ時間を確保しなければならない。

再新再生は、この継続によって自分自身を螺旋的に高めていく原則である。
そのためにはもう1つの側面、良心を鍛えなければならない。
精神を鼓舞するような書物を定期的に読み、崇高な思いを巡らせ、邪悪なものから距離を置き、小さくか細い良心の声に従って生きなければならない。
螺旋階段を登るように成長するためには、より高い次元で学び、決意し、実行することが求められる。
どれ1つ欠けてはならない。

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4つの側面をバランス良く磨くことは、実践してみると相当大変です。
知的側面を磨くのに1日1時間取るとして、さらに運動の時間も確保するとなると1時間では済みません。
週末に習慣スケジュールを組み、毎日仕事終わりに翌日の第Ⅱ領域を確保し、毎朝それを実践する鉄の意志を持つことを改めて意識します。

再新再生のためにはとにかく本を読むこと、そして他の人と共に生き方について学ぶことが大事だと思います。
『7つの習慣』はリアルに即しているので直感に訴えてくるものがあり、この本を読むこと自体が再新再生になっていると感じています。
ただリアル過ぎて少々脂っこいので、『修身教授録』のような変化球な本も併せて読むと、古今東西問わない原則も見つけることができ、バランスが良くなります。

実践としては、まず会社の社是自体が7つの習慣の実践に即しています。
社員にも意識の共有として『7つの習慣』を読んでもらい、共に学び実践していくことで私的成功・公的成功を実現したいと思っています。
また子供に漫画版を買い、休日に一緒に勉強します。
弱い意志を強くするには、人との約束が一番です。

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