マガジンのカバー画像

修身教授録1日1講

47
毎日1講読んで、簡潔なまとめと自分の思いをつづってます。3日坊主を克服して学びの習慣を付けるために。
運営しているクリエイター

2021年4月の記事一覧

修身教授録<Ⅰ>第40講 わかれの言葉

一年間共に過ごしたことを無意味にしてはいけない。
教師にとっては、自分の生涯に重大な影響を与えると心して一年間取り組まなければならない。
それにより、講和の内容がそのクラスだからこその趣となる。
生徒の成長に役立ってこそ教師の喜びであるが、その成果は将来になって初めて現れるので、今は一年間共に過ごしこの講義録が残されたことを喜びとする。
教師の仕事は種まきであり苗木を育てるようなもの。
自分の道を

もっとみる

修身教授録<Ⅰ>第39講 教育の窮極

教育の窮極目標とは、子供一人ひとりを次代を担うかけがえのない生命であると身に染みて痛感することである。
そのためには
1.生徒一人ひとりをひとつの生きた魂として抱くこと。
2.生徒が親にとってかけがえのない存在であることを真に実感すること。
3.生徒一人残らず国家を担う大事な人間であることを真に実感すること。

-------------------------------------------

もっとみる

修身教授録<Ⅰ>第38講 小学校教師の理想

立派な教師と一言で言っても、子供たちに親切に教えるレベルから、子供の両親・兄弟・近隣の人までが心動かされるレベルまでありはっきりしない。
そのような中で理想を明確に定めなければならないが、それは教育によって地方に民風が起こり、町村が根本から立て直されるような教師になってこそ、理想をほぼ実現できる。
そのためには、目の前の子供をただ教えるのではなく、その子供の数十年先の姿をイメージしながら教えること

もっとみる