見出し画像

2023年8月の暦・行事(季節を味わう#00017)

「季節を味わう」では、毎月第1水曜日にその月の暦や主な行事をまとめます。(全てを網羅するものではありません)

2023年 8月(葉月)


2日(水) 青森ねぶた祭(7日まで)

 青森県各地で開催されるねぶた祭り。
 七夕に行っていた悪霊祓いの灯籠流しと、秋の収穫を控えて夏の農作業の邪魔をする眠気を祓う「眠り流し」が合体して生まれたそうです。
 青森県内20ヶ所以上で開催されますが、私は今年初めて「青森ねぶた祭」を見に行きます。見どころは極彩色の大灯籠。歌舞伎人形灯籠は写真や動画で見るだけでも迫力に圧倒されるのですから、実際に目の当たりにしたらどんなに素晴らしいことでしょう。また、「ラッセーラー」の掛け声とともに跳ね回る「跳人(はねと)」を拝見するのも楽しみです。

6日(日) 広島原爆の日

 1945年(昭和20年)8月6日、広島に原爆が投下され、多くの人が犠牲になりました。

8日(火) 立秋

 二十四節気の一つ。立つ秋=来る秋で、この日から立冬前日までが暦の上での秋となります。とはいえ、体感でいうと暑さのピークかと思われるこの時期、とても「秋」という気はしませんね。
 とはいえ、立秋を過ぎると季節の挨拶状も「暑中見舞い」から「残暑見舞い」になります。残暑見舞いは「処暑」までに出すのが良いとされています。

9日(水) 長崎原爆の日

 1945年(昭和20年)8月9日、長崎に原爆が投下され、多くの人が犠牲になりました。長崎市では世界平和を祈る「ながさき平和の日」としても定められています。

11日(金) 山の日

 2016年(平成28年)から施行された国民の祝日。
 山に親しみ、山の恩恵に感謝する日です。

12日(土) 徳島阿波おどり(15日まで)

 2拍子のお囃子に合わせた手振り、足振りの阿波おどりは、お囃子も踊りも独特なものがあります。私は一度見に行きましたが、「連」と呼ばれるグループごとに扮装、振り付けが違い、それぞれの個性が魅力的でした。
特に、隊列を組んだ何十人もの女性が、高く掲げた手の動き、少しずつ繰り出す足の動きに少しの乱れもなくシンクロしながら進んでくる女舞には鳥肌が立つほど感動しました。
 また、演舞場以外の街角でもパフォーマンスが繰り広げられており、まだ小学生くらいの踊り手が、すでに完成した動きを披露しているのが印象的でした。

15日(火) 終戦記念日

  1945年(昭和20年)8月15日、第二次世界大戦が終わりました。 
 戦没者を追悼し平和を祈念する日です。

16日(水) 京都五山送り火

 お盆に帰ってきていたご先祖様の霊を送り出す送り火。京都五山送り火は日本最大級の送り火です。
 室町時代以降から行われているとされ、京都市街を囲む5つの山に「大文字」、「左大文字」、「船形」、「鳥居形」、「妙法」をかたどった火を灯します。
 盃に汲んだお水やお酒に、神聖な火である送り火を映してから飲み干すと病気にならない、という言い伝えがあります。また、送り火の消し炭は厄除けや疫病除けのお守りになるとされ、深夜から朝にかけて、大勢の人が消し炭を求めて五山に向かいます。

23日(水) 処暑

 二十四節気の一つ。厳しい暑さがおさまるという意味です。
 日中はまだ暑さが厳しくても、朝夕に涼しい風が吹いたりします。夏至の頃に比べると日の入りが40分ほど早くなっているので、日が短くなったことを感じる時期でもあります。 

(2023年8月2日)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?